かに座の主な散開星団は2つ。
ひとつはプレセぺ星団M44で、もうひとつがこのM67。
コンパクトながら星がギュッと詰まった、地味ではない地味天のひとつです。
久しぶりにM48に筒先を向けてみました。
光度5.8等、視直径54’という明るく大きな星団です。
庭撮りでは高度が足りず撮影していなかった星団ですが、今回初撮りしました。
スタック枚数が9枚と少ないですが、散開星団なのでまあそれなりに(笑)。
庭撮りでは、近所の屋根から昇ってきてすぐにテレビアンテナに引っ掛かり、そこを抜けて隣家の壁に隠れるまでわずかの間のため、撮影を諦めている目ぼしい天体がいくつもあります。
正直悔しい。
おおいぬ座の散開星団M41もそんな対象の一つで、過去何度か挑戦してみたもののその都度跳ね返されてきました。
今回は写野からアンテナが消えるのを待って2分露光で開始、壁が写りこんだ画像を除いた5枚をコンポジットです。
撮影開始が19時半頃という事もあり、今回も厳しい画像になりました。
赤い星雲に憧れて、しばらく散開星団を撮っていなかったなあ。
戻るとしても以前とは違って、星色を大事に処理するよう心がけようとは思ってます。
しし座の先導役ともいえる明るい銀河ですが、やはり小さい。
なのでトリミングしました。
姿かたちが魅力です。
M31やM33の例外を除いて、銀河を単体で撮るには焦点距離1000mm以上は欲しいところです。
トリミングしました。
どうせ住宅地での撮影と開き直って、まだ日没から2時間も経っていない19時過ぎから撮影開始。
露光も初めてワンショット3分で20枚撮影。
予想通りカメラモニタでは一面白っぽい画像になりましたが、パソコンに取り込んでみるとそれほど酷くもなくて。
ただ、裏庭で総露出60分はこの高度の対象は、案の定最後まで撮り切れず、数枚はお隣さんの壁に阻まれてしまいました。
結局16枚をコンポジットして処理したのですが、今までで一番いい仕上がりかも。
あくまでも個人の感想、自己満足評価ですが(笑)。