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2024年12月14日 (土)

試写して分かったこと

年齢とともに低下する体力を無視して大きく重い機材を使い続けることは、夜遊び趣味を億劫にしてしまうことに繋がりかねないと自覚する今日この頃。

逆に好きな事を長く続けるコツは無理せず・お手軽・気軽にという事でしょうかね。

最近は夜遊びに主砲CAPRI80EDよりもFMA230を持ち出すことが多くなってきました。

かさばらないし軽いし、徒歩数分以内のプチ遠征にも手軽に持ち出せるのも強み。

もうひとつ、観望会での電子観望用に入手したFMA180はもっと小さく軽いし、月一の観望会専用ではもったいない、という事でこの2つのFMA鏡筒と、改造デジタル一眼、Cmosカメラを組み合わせて、少ない夜遊びの機会に試写をしてみました。

FMA180とEOS700D(改)+QBPフィルターでM42付近

M42_241204_2141_2141

縦長構図にすれば三ツ星も写野に入る広さですが、QBPフィルターが筒先にしか付けられず、明るい星などが近くにあるとゴーストが発生してしまいました。

下の画像は上の画像をトリミング・等倍にしたものです。

専用のレデューサーも入っているのに四隅の星像が悪化しているのも気になりました。

FMA230とデジタル一眼の組み合わせでは、前に何度も撮影していますが、このようなことは起きていないので、筒先のフィルターが悪さしているのかな?

ともかくFMA180とデジタル一眼の組み合わせは避けた方が良さそうです。

M42_241204_2141_2

M42_241204_2141_3

 

一方、FMA230とCmos+CLSフィルターでバラ星雲内の散開星団NGC2244

Ngc2244_241204_2249

Cmosカメラの先にアメリカンサイズのCLSフィルターを付けての撮影で、四隅の星像の悪化は見えません。

ちいさな散開星団には十分ですが、大きな面積を持つバラ星雲としては窮屈どころか、はみだしてしまいました(笑)。

FMA230にはデジカメもCmosカメラも相性が良いようですが、しょっちゅうとっかえひっかえではセンサーに埃が混入するリスクが高まるし、面倒くさいのは苦手なので、なるべるなら組合せは固定しておきたいところ。

という事で暫定ながらFMA230とデジタル一眼+QBPフィルターの組合せで当分行くことに。

FMA180のほうは次の機会にCmosカメラ+CLSフィルターで試写してみて、問題が残るようなら電子観望と割り切るか。

たぶん筒先のフィルターが悪さしているように思うので、センサーに近い所に配するCLSフィルターなら大丈夫かと思うのですが、さて?

 

それともうひとつ・・・。

このところの天候不順、天文イベントでの惨敗続きなどでストレスが高じてしまい、つい、ある機材をポチってしまいました(苦笑)。

実は昨日アップした月面撮影でファーストライトしています。

天体撮影のための機材ラインナップとして、以下の用途に使い分けられればいいなと。

FMA180(f180 F4.5)と1/1.8Cmos 大きめの星雲星団 電子観望 プチ遠征のお供 

FMA230(f230 F4.6)とEOS700D 大きめの星雲

miniBORG60ED(f490 F8.2)とG7 太陽専用

CAPRI80ED(f448 F5.6)と1/1.8Cmos 小さめの星団銀河 月面

MAK127SP(f1500 F11.8)と1/3Cmos 惑星 月面拡大

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コメント

こんにちは。

オリオン大星雲とNGC2244共に綺麗に撮って、仕上げてありますね。
なんだか記事を読んでいると、これからの趣味をどう進めるか?を随分と模索されているようですね。
とにかく無理しないで、その分長く続けてくださいね。
ってか、サンタクロース、もう来ていたんですね!
前回のお月様の撮影条件見てなかった!
そっかぁ〜、高価だけど小さなプレゼントが届いていたんですね。
拡充おめでとうございます♪

こんにちは~。(^_^)
あ~~~やっぱり~~~
664という機種名を見て「?!」と思っていました。
やっぱり新機材でしたか~。
スゴいな~。
CMOSカメラ適材適所に使えますね~(^^)v

今朝3時半に起きると月がでていたので
すばる食撮りました。
ただし結果はイマイチ。
すばるか何か分からない恒星食の写真になりました。(^^;)

悠々遊さん、こんにちは、
前から気になっているQBPフィルターですが、やっぱり筒先に取り付けると明るい星などの影響でゴーストが発生してしまうのですね、とても参考になりました。
それにしてもFMA230は複雑な星雲の描写が素晴らしく、とても優秀な光学系ですね。またコンパクトでお手軽・気軽に扱えるのは、寒い時期に億劫になりがちな夜遊び趣味には重要なポイントになりますよね。

layout3さん、こんにちは
今日は天気が悪いので暖めていた記事に取り掛かりました。
以前ならダメもとで裏庭直行していた気力が徐々に衰え、億劫になってきてるんで何か打開策をと考えてます。
太陽撮影みたいにさっと出してパパっと撮るスタイルが一番続けられそうなんですよね。
なので、結果としての画像の質は置いといて、なるべく短時間で楽に撮影出来る方法を模索中なんです(苦笑)。
お月様撮影に使ったのは、気の早いサンタさんが期日前に届けてくれたプレゼントでした(笑)。

かひちやうさん、こんにちは~
同じセンサータイプのNep664Cは既に持っているので、メーカー違いで少し安価なASI664MCをサンタさんにプレゼントしてもらいました(笑)。
本当はもう1ランク大きなセンサーの585も検討したんですが、いろいろ思う所があって、自身に使用実績のある664のほうに落ち着きました。
今回もスマボは検討の対象外でした。
経緯台で長時間露光というのがどうも引っ掛かってしまって・・・。

夜中、晴れていたんですか?
私は6時過ぎごろの激しい雨の音で目が覚めました。
直線で10kmほどしか離れてないのに、この天候に違いは何?

ヒガラさん、こんにちは
同じFMA180でも後継機種のFMA180PROだと、内臓のレデューサーに48mmフィルターが取り付けられるよう改善されているようです。
鏡筒前に取り付ける場合はフードを付けて迷光の発生を抑えるようにすればいいらしいのですが、ケラレを気にして手作りの短いフードにしたので効果が無かったようです(苦笑)。
FMA230のほうはよくできた筒だと思います。
赤猫と呼ばれるRED CAT51と比べてもそん色ない気がしますね。
あちらの方は機能がより充実している代わり1.5倍ほど高価ですが。

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