年齢とともに低下する体力を無視して大きく重い機材を使い続けることは、夜遊び趣味を億劫にしてしまうことに繋がりかねないと自覚する今日この頃。
逆に好きな事を長く続けるコツは無理せず・お手軽・気軽にという事でしょうかね。
最近は夜遊びに主砲CAPRI80EDよりもFMA230を持ち出すことが多くなってきました。
かさばらないし軽いし、徒歩数分以内のプチ遠征にも手軽に持ち出せるのも強み。
もうひとつ、観望会での電子観望用に入手したFMA180はもっと小さく軽いし、月一の観望会専用ではもったいない、という事でこの2つのFMA鏡筒と、改造デジタル一眼、Cmosカメラを組み合わせて、少ない夜遊びの機会に試写をしてみました。
FMA180とEOS700D(改)+QBPフィルターでM42付近
![M42_241204_2141_2141 M42_241204_2141_2141](https://syasin-nikki.way-nifty.com/photo/images/m42_241204_2141_2141.jpg)
縦長構図にすれば三ツ星も写野に入る広さですが、QBPフィルターが筒先にしか付けられず、明るい星などが近くにあるとゴーストが発生してしまいました。
下の画像は上の画像をトリミング・等倍にしたものです。
専用のレデューサーも入っているのに四隅の星像が悪化しているのも気になりました。
FMA230とデジタル一眼の組み合わせでは、前に何度も撮影していますが、このようなことは起きていないので、筒先のフィルターが悪さしているのかな?
ともかくFMA180とデジタル一眼の組み合わせは避けた方が良さそうです。
![M42_241204_2141_2 M42_241204_2141_2](https://syasin-nikki.way-nifty.com/photo/images/m42_241204_2141_2.jpg)
![M42_241204_2141_3 M42_241204_2141_3](https://syasin-nikki.way-nifty.com/photo/images/m42_241204_2141_3.jpg)
一方、FMA230とCmos+CLSフィルターでバラ星雲内の散開星団NGC2244
![Ngc2244_241204_2249 Ngc2244_241204_2249](https://syasin-nikki.way-nifty.com/photo/images/ngc2244_241204_2249.jpg)
Cmosカメラの先にアメリカンサイズのCLSフィルターを付けての撮影で、四隅の星像の悪化は見えません。
ちいさな散開星団には十分ですが、大きな面積を持つバラ星雲としては窮屈どころか、はみだしてしまいました(笑)。
FMA230にはデジカメもCmosカメラも相性が良いようですが、しょっちゅうとっかえひっかえではセンサーに埃が混入するリスクが高まるし、面倒くさいのは苦手なので、なるべるなら組合せは固定しておきたいところ。
という事で暫定ながらFMA230とデジタル一眼+QBPフィルターの組合せで当分行くことに。
FMA180のほうは次の機会にCmosカメラ+CLSフィルターで試写してみて、問題が残るようなら電子観望と割り切るか。
たぶん筒先のフィルターが悪さしているように思うので、センサーに近い所に配するCLSフィルターなら大丈夫かと思うのですが、さて?
それともうひとつ・・・。
このところの天候不順、天文イベントでの惨敗続きなどでストレスが高じてしまい、つい、ある機材をポチってしまいました(苦笑)。
実は昨日アップした月面撮影でファーストライトしています。
天体撮影のための機材ラインナップとして、以下の用途に使い分けられればいいなと。
FMA180(f180 F4.5)と1/1.8Cmos 大きめの星雲星団 電子観望 プチ遠征のお供
FMA230(f230 F4.6)とEOS700D 大きめの星雲
miniBORG60ED(f490 F8.2)とG7 太陽専用
CAPRI80ED(f448 F5.6)と1/1.8Cmos 小さめの星団銀河 月面
MAK127SP(f1500 F11.8)と1/3Cmos 惑星 月面拡大