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2024年9月19日 (木)

月三昧の3日間でした

1日目の9月17日は、中秋の名月に土星が接近する夜でした。

裏庭で待っていては月と土星の最接近頃を逃してしまうので、望遠レンズとポルタⅡを持っていつものガレージにプチ遠征。

いい塩梅(?)に月のところに薄雲がかかり、名月の雰囲気が出ていました。

しかし土星に合わせれば月が露光オーバーし、月に合わせれば土星が写らない。

なので、それぞれ別撮りして禁じ手の合成です・・・。

_240917

翌18日は正真正銘の満月・・・は昼前でしたがその時分は日本ではまだ地平線の下。

どうせなら裏庭で見える頃まで待って、MAK127で4分割で撮影し、ICEでモザイク合成。

満月を8時間ほど過ぎた満月もどきです。

_240918

19日早朝には秤動の無い真正面の月(センタームーン)が見られるとのことで、事前に念入りに計画を立てていました。

最初は西の空の開けたところで午前5時頃に撮影予定でしたが、みゃおさんのブログにあった地図を確認すると、関西圏で最も正面に近い時刻は午前4時20~30分ごろ(円の周縁と9月19日の線が最も接近する8時方向のあたり)。

この時刻なら玄関側でも撮れる高度のはずなので、当初予定していたプチ遠征は取りやめ。

ちなみに5月6日にも、もっと真正面に近いセンタームーンはあったようなのですが、この時は2日後に新月を迎える細い月が昼間に見えるという条件でした。

20240919-045914

前夜に満月を撮った機材を玄関側に移動し、阪神-中日の試合を見届けて就寝。

子供のころの遠足当日と同じで、予定より早く目が覚めてしまいました(笑)。

早速外を見ると・・・ガ~ン!

0919

一面のうろこ雲・・・あかん!

しばらく呆然としていると、雲の隙間が広がってくる気配も。

しかし、前夜満月を撮った時のように分割撮影をするのはとても無理。

急きょMAK127からいつも太陽黒点を撮っているminiBORG60EDに変更し、その時を待つこと長し。

そしてついにその時が!

_240919_2

若干の薄雲越しでしたが何とか撮れました。

そのまま雲が切れれば、筒の交換も考えたんですが、この撮影の後はあっという間に厚い雲に覆われてしまいました。

今にして思えばこの時の一瞬の雲間の晴れは、天からのプレゼントだったのかもしれません。

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コメント

こんにちは。

悠々遊さんに撮っては、超久しぶりにお月様三昧だったんですね!
満月期のお月様と土星の接近画像は「禁じ手」を駆使しての仕上げで良いと思いますよ。
こればっかりは仕方が無いですよ。
撮影にもMAKくんの登場!
良いですね♪
今朝早朝の真っ正面のお月様、コッチでは全く観れませんでした…。
悠々遊さん、ありがとうございました!

layout3さん、こんにちは~
朝が早かったので今頃睡魔が・・・(笑)。

輝度差が大きな天体どうしの場合「禁じ手」はやむ負えませんね。
しかし人間の目は最新のデジタルカメラにまだまだ負けてませんね。
満月と土星が同時に見えているのですから!
早朝よりは雲が減ってきていますが、日課に取り掛かれるほどの状態になく、今日は太陽撮影の見込みが立っていません。
黒点もプロミネンスも気にはなってるんですが。

すんばらしィ!(笑)
全制覇じゃないですか。これだけ天気が不安定な日々なのによくぞ成し遂げました。執念ですかね?肩の力を抜いているのが良かったんでしょうね。

差し支えなければ明け方のセンタームーン原画の月直径を教えていただくか、または原画を送っていただければ、月面図をお作りしますよ。いかに秤動がずれていないかを確かめることができて、二倍おいしいです。

みゃおさん、こんにちは~
先ずはお詫びを・・・「ほんのり光房」の地図を無断で使いました。
ごめんなさい。
それなのに嬉しいコメントをありがとうございます!
画像は後ほどメールにて。

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