プチ遠征シリーズ M24
今回も初めて撮影した散開星団M24です。
密集度は前日のM23より高いのですが、かなり遠くにあるので小さく地味な印象になります。
と・・・ここまで書いて資料を確認したところ、画角の真ん中に見える小さな散開星団は、実はM24ではなくてNGC6603との事。
はぁ?
NGC6603は視直径が4.0’と小さく11.1等級と暗いので、メシエさんの時代の望遠鏡では発見できなかったはず、というのです。
メシエさんはM24のデータを『見かけの大きさ1.5°、明るさ4.6等級』と書き残しているそうです。
M24は、ずいぶん大きな散開星雲だったはず。
このデータを信用するなら、この画像の範囲一杯がほぼM24になるようで、メシエさんは天の川の暗黒帯に囲まれたこの部分を散開星団と勘違いしたのではないか、というのが現在の大方の見解だそうです。
で、改めて天の川のこの部分を俯瞰すると・・・『バンビの横顔』の口の上のあたりなんですね。
なんだか親しみがわいてくるM24でした(笑)。
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こんばんは!
今日の記事も3発目があったんですね。
もうびっくりしましたぁ〜!
M24には不思議な話しがあったんですね。
M天体とNGC天体の共演って考えると「贅沢な一枚」でしたね!
投稿: layout3 | 2024年9月13日 (金) 18時31分
layout3さん、こんにちは~
メシエ天体にはそれぞれ物語があるんですねえ・・・。
天の川の濃いあたりで暗黒帯が入り組んでいるので、メシエさんの時代の望遠鏡では大きな星団に見えたのでしょうね。
二重星団のような目立つものをスルーしてるし、不思議な人ですね。
投稿: 悠々遊 | 2024年9月14日 (土) 11時07分