プチ遠征シリーズ M107
このシリーズ最後のM107は、これまで2017年と2022年の2度撮影しています。
今回の撮り直しでようやく納得の1枚が撮れました。
高度が低くて裏庭から撮れないメシエ天体はあと6つとなりました。
冬から春にかけての空に掛かる撮り残しです。
寒さが厳しくなるころにもう一度プチ遠征して、メシエ散歩をつつがなく終えたいものです。
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このシリーズ最後のM107は、これまで2017年と2022年の2度撮影しています。
今回の撮り直しでようやく納得の1枚が撮れました。
高度が低くて裏庭から撮れないメシエ天体はあと6つとなりました。
冬から春にかけての空に掛かる撮り残しです。
寒さが厳しくなるころにもう一度プチ遠征して、メシエ散歩をつつがなく終えたいものです。
プチ遠征で初めて撮ったシリーズ?のラストはM80。
プチ遠征シリーズのラストはこれとは別になります。
今回もプチ遠征で初めて撮影出来たメシエ天体です。
小さな球状星団で「たぶん2度目は無いリスト」入りですね。
今回初めて撮ったメシエ天体の中で一番地味なのがこのM73。
メシエ天体全体の中でこれよりも地味なのは、メシエ天体かどうかが疑われているM40の連星ぐらいなもの。
でも、M40同様なぜか愛嬌を感じるんですよねぇ、この地味さ加減に(笑)。
早朝の曇りから晴れになりました。
9時方向のプロミネンスが見事です。
今日もプチ遠征でお初だったメシエ天体です。
これもたぶん最初で最後の撮影か。
今日は朝から遠出していて太陽撮影はお休みしました。
天気もほぼ曇天だったので罪悪感は薄めです(笑)。
今回の球状星団も引き続き初お目見えです。
彩層面は3時方向のプロミネンスが濃くなっていました。
6時方向にも薄いけれど大きなものがあります。
北半球の大きなダークフィラメントはほぼ見えません。
黒点は東から群が現れています。
3日ぶりの太陽撮影になりました。
3時方向に薄くて大きめの、7時から8時方向にかけての賑やかなプロミネンス。
北半球の目立つサイズのダークフィラメントなど。
黒点は目立つ大きさのものはまだ出ていないようですが、寂しいわけでもない状態。
この球状星団もプチ遠征で初撮影でした。
今回初めて撮ったメシエ天体のひとつ、M55。
見栄えする球状星団でした。
1日置いて晴れ間が戻ってきました。
9時方向に目立つ大きなプロミネンス。
同じく9時方向の端に小さな黒点が回ってきつつあります。
1日目の9月17日は、中秋の名月に土星が接近する夜でした。
裏庭で待っていては月と土星の最接近頃を逃してしまうので、望遠レンズとポルタⅡを持っていつものガレージにプチ遠征。
いい塩梅(?)に月のところに薄雲がかかり、名月の雰囲気が出ていました。
しかし土星に合わせれば月が露光オーバーし、月に合わせれば土星が写らない。
なので、それぞれ別撮りして禁じ手の合成です・・・。
翌18日は正真正銘の満月・・・は昼前でしたがその時分は日本ではまだ地平線の下。
どうせなら裏庭で見える頃まで待って、MAK127で4分割で撮影し、ICEでモザイク合成。
満月を8時間ほど過ぎた満月もどきです。
19日早朝には秤動の無い真正面の月(センタームーン)が見られるとのことで、事前に念入りに計画を立てていました。
最初は西の空の開けたところで午前5時頃に撮影予定でしたが、みゃおさんのブログにあった地図を確認すると、関西圏で最も正面に近い時刻は午前4時20~30分ごろ(円の周縁と9月19日の線が最も接近する8時方向のあたり)。
この時刻なら玄関側でも撮れる高度のはずなので、当初予定していたプチ遠征は取りやめ。
ちなみに5月6日にも、もっと真正面に近いセンタームーンはあったようなのですが、この時は2日後に新月を迎える細い月が昼間に見えるという条件でした。
前夜に満月を撮った機材を玄関側に移動し、阪神-中日の試合を見届けて就寝。
子供のころの遠足当日と同じで、予定より早く目が覚めてしまいました(笑)。
早速外を見ると・・・ガ~ン!
一面のうろこ雲・・・あかん!
しばらく呆然としていると、雲の隙間が広がってくる気配も。
しかし、前夜満月を撮った時のように分割撮影をするのはとても無理。
急きょMAK127からいつも太陽黒点を撮っているminiBORG60EDに変更し、その時を待つこと長し。
そしてついにその時が!
若干の薄雲越しでしたが何とか撮れました。
そのまま雲が切れれば、筒の交換も考えたんですが、この撮影の後はあっという間に厚い雲に覆われてしまいました。
今にして思えばこの時の一瞬の雲間の晴れは、天からのプレゼントだったのかもしれません。
引き続き初撮りとなったM54。
遠くて小さくしか写らない球状星団は、メシエさんの時代には確かに彗星と見間違う事もあったでしょうね。
メシエさん、いい仕事をしていましたね。
昨夜の中秋の名月、薄雲越しでしたが近所のガレージにて観望出来ました。
一夜明けて、相変わらずすっきりしない空ですが、無事に日課も終了。
プロミネンスは中規模のものがあちこちにあります。
M30は今回初めて撮影したメシエ天体です。
晴れたり曇ったり目まぐるしく変化する空。
約半月前に西に去った黒点たちが東から戻ってきたようです。
今回が初めての撮影になる球状星団M28です。
時々晴れ間のできる曇り。
白色光とHa光を続けて撮ることができず、約1時間の間をおいて収穫。
8時方向に黒点が出ていますが、全体には寂しくなりました。
明日から3日間はお月様鑑賞デーになります。
17日は中秋の名月。
18日は満月。
そして19日早朝はセンタームーン!
地球から見て秤動がほぼ無く、真正面に見える現象の事だそうです。
つまり月面図どおりの月が見えるらしい。
詳しくは、みゃおさんのブログ「ほんのり光房」をご確認ください。
19日早朝だと西の空の低空に見えるので、西に向いて見晴らしの良いところにプチ遠征してこようかと思っています。
M26は裏庭から7年前に1度撮ったきりで、今回はプチ遠征での撮り直しです。
ちなみに7年前はCAPRI80EDとKiss6iで、ISO3200、露光120秒x8枚で撮っていて、総露光時間は今回と大差ないことになります。
今回の画像に合わせ同じぐらいの画角にトリミングしたのがこれ↓
CMOS画像の方が星が太っていますが、全体に暗い星まで写っていて見栄えは良くなっていると思います。
7年の歳月での機材の進歩を感じてしまいます。
引き続き、今回初めて撮ったM25です。
大きくて明るくて疎らな散開星団です。
晴れていて暑いです。
夏の雲が浮かんでいます。
大気が不安定で午後からにわか雨や雷雨があるかも知れないそうです。
プロミネンスは4時方向、9時方向に引き続き注目。
東から回ってきた黒点は小さな黒点が密集した群でした。
今回も初めて撮影した散開星団M24です。
密集度は前日のM23より高いのですが、かなり遠くにあるので小さく地味な印象になります。
と・・・ここまで書いて資料を確認したところ、画角の真ん中に見える小さな散開星団は、実はM24ではなくてNGC6603との事。
はぁ?
NGC6603は視直径が4.0’と小さく11.1等級と暗いので、メシエさんの時代の望遠鏡では発見できなかったはず、というのです。
メシエさんはM24のデータを『見かけの大きさ1.5°、明るさ4.6等級』と書き残しているそうです。
M24は、ずいぶん大きな散開星雲だったはず。
このデータを信用するなら、この画像の範囲一杯がほぼM24になるようで、メシエさんは天の川の暗黒帯に囲まれたこの部分を散開星団と勘違いしたのではないか、というのが現在の大方の見解だそうです。
で、改めて天の川のこの部分を俯瞰すると・・・『バンビの横顔』の口の上のあたりなんですね。
なんだか親しみがわいてくるM24でした(笑)。
早朝散歩に出た時は空全体曇りでしたが、徐々に青空が広がって太陽撮影も無事にできました。
9時方向のプロミネンスが濃く大きくなっています。
3時から4時方向にかけてもにぎやかになってますが、特に4時方向には注目。
ついに9時方向から待っていた黒点も登場。
彩層面ではその黒点周りが活発でフレアも出ている?
昨日、いつも拝見させてもらっているlayout3さんのブログの黒点画像で、9時方向端に新たな黒点の兆候が見えたように思ったんですが、今朝撮った画像ではそれらしい黒点は出ていません。
しかし、予測したところからまっすぐ右方向、太陽直径の1/4ほどの場所に新たな黒点群が出ているのにびっくり!
場所を特定せず「明日、新たに黒点が出ますよ」と予言して置けばよかったかな(笑)。
9時方向のプロミネンスが昨日よりはっきりしてきました。
12時方向にも目立つものがあり、黒点と合わせて太陽活動活性化か。
天気は良好で暑さも相変わらず。
とても淡く大きなプロミネンスが6時と9時の方向に立ち昇っています。
4時方向にも少し小ぶりなものが。
黒点の方は目立ったものは出ていないようです。
球状星団に限って言えば、よく『北天で一番大きい』と言われるのが、ヘルクレス座のM13。
では全天で一番大きく明るいのはと言えば、オメガ星団ことケンタウルス座のNGC5139ですね。
メシエ天体に限ってみれば、一番大きいのはさそり座のM4ですが、星の密集度が今ひとつのようで。
同じくメシエ天体で一番明るいのは、いて座のM22で密集度も申し分なく、こちらがメシエ天体で一番の球状星団だと思いますがいかが?
今回のプチ遠征でようやくM22を撮ることができました。
M21は7年ぶりの撮り直しになります。
すぐ近くにM20があるのに、わざわざこっちに筒を向ける事って、そう何度もありませんよねえ(笑)。
裏庭からは撮りにくい低位置だし。
朝は曇っていましたが次第に晴れてきました。
撮影時には雲の多い晴れの状態で強い風が時折吹き抜けます。
彩層面はおとなしの構え、黒点も小さな変化があるくらいです。
裏庭でも撮っている、いて座のM20。
残念ながら技量不足で青い星雲が引き出せていません。
裏庭では主にデジイチのEOS KissX10や700D(X7i)で星雲星団を撮りますが、今回のプチ遠征ではPlayer OneのNeptune-664Cで撮っています。
外側の枠線がCAPRI80ED+KissX10、内側の枠線がFMA230+Nep664Cの写野角です。
プチ遠征では経緯台を使っているので、時間経過とともに写野が回転するためトリミングをしており、実際の画角はもう少し狭くなっています。
今日9月9日は重陽の節句だそうです。
陰陽思想では奇数が縁起の良い数字とされ、中でも一桁で一番大きな奇数の9が重なる9月9日が特に縁起の良い日とされている・・・今朝のニュースの受け売りです(笑)。
縁起の良い日なので朝から快晴、その分太陽観望&撮影も暑いです。
昨日目立っていたプロミネンスは影も形もありません。
黒点も後続がそろそろ欲しいころ。
陽の中でも飛び切り太い陽のお天道様、ここは飛び切り縁起良く気前よくど~ん! とお願いします。
日差しは強く暑いのですが、上空に水蒸気が多いらしく白っぽい青空です。
へびつかい座のこの星団も初撮影の一つでした。
快晴です。
彩層面は黒点周辺のプラージュと小さなダークフィラメントがちりばめられています。
朝はほぼ曇り。
徐々に晴れ間が広がってきましたが、まだまだ雲の方が多い状況です。
朝から上天気でしたが、事情があり外出していて、撮影は14時過ぎとなりました。
黒点が南半球に集中している状態から脱しました。
めでたい。
M18は今回が初めての撮影でした。
思っていたより小さな星団でした。
雲一つない快晴・・・だったんですが、徐々に雲が湧いてきました。
4時方向に目立つプロミネンスとダークフィラメントがあり、数日後にはこの辺で賑わいがありそう。
黒点は8時方向から黒点の出現が続いています。
曇りました。
プチ遠征シリーズでは数少ない散光星雲のひとつM16です。
丹念に画像を確認していたら、うち1枚に流星が写っていました。
ペルセ群?
前後の数枚だけスタックしているので、経緯台での画像回転のトリミングは少なくできましたが、画像は粗いさんになりました。
9月最初の太陽撮影。
7時方向から12時方向にかけて派手にプロミネンスが出ていました。
東側から続々黒点が登場しています。
M12も引き続き撮り直しです。
このM12あたりが裏庭からの総露光60分圏内です。
9時40分現在、ここ城陽市内は風も雨もなく、ただ曇っているだけ。
大雨警報が出るのは午後を過ぎてからでしょうか。
黒澤明監督の「七人の侍」で、野伏せりたちの襲撃を待ち受ける百姓たちの心境(苦笑)。