重星シリーズ おとめ座51番星
重星シリーズも佳境に入ってきました。
おとめ座51番星はこの画像では主星Aと伴星Cの2重星に見えると思いますが、注意深く見ると主星Aの上部に瘤のように盛り上がりが分かります。
これが伴星Bで、Aが4等級、Bが9等級と光度差があり離角が7秒弱と近いので、露光をもっと切り詰めればよかったと反省。
AとBは連星、Cは見かけの重星のようです。
画像からは分かりませんが、Aはスペクトル干渉法によってAaとAbの連星だと分かり、さらに観測からAa1とAa2の分光連星と予想されているそうです。
つまり主星Aが3重連星の可能性があるという事ですね。
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こんにちは。
主役が三重の連星で、さらにBの重星?!
ミクロワールドも目に見えない不思議な世界ですが、天体も不思議がいっぱいありますね。
勉強になりました。
投稿: layout3 | 2024年6月25日 (火) 12時59分
layout3さん、こんにちは~
いつもコメントをありがとうございます。
重力関係のある連星は、SF好きの私にとっては想像を掻き立てる存在です(笑)。
そこに惑星があって知的生命が存在するなら、どんな社会をつくるんだろうって。
2つだけの連星でも複雑な昼夜になるだろうに、それが3重星や4重星なら・・・。
投稿: 悠々遊 | 2024年6月25日 (火) 13時50分