初夏の球状星団 M13
北半球で一番大きい球状星団M13。
毎年撮るのが当たり前のように、筒を変えたりカメラを変えたりしながら。
今年はCAPRI80ED+レデューサーとNep664Cとの組み合わせ。
天体画像、底を突きました。
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北半球で一番大きい球状星団M13。
毎年撮るのが当たり前のように、筒を変えたりカメラを変えたりしながら。
今年はCAPRI80ED+レデューサーとNep664Cとの組み合わせ。
天体画像、底を突きました。
こうも天候不順が続くといつ夜遊びできるか予想がつかず、この時期の球状星団撮影が続けられるかも不明。
現在のストックは2対象だけなので、球状星団『祭り』の冠を外すことにしました。
ヘルクレス座のM92。
朝の快晴から徐々に薄雲が広がってきました。
先日来の黒点群は西半分に移動し、東方向にはごく小さな黒点がポツンと出ています。
彩層面のプロミネンスはちらほら出ている状態で、ダークフィラメントはたくさん見えます。
裏庭では系外銀河に代わって球状星団の出番の季節となりました。
筒が屈折なのでクロス光芒が欲しくて自作のフィルターで。
以前は釣り糸を張ったままで使っていましたが、それだと光芒が派手でうるさかったので、今回黒のマジックを塗ってみましたが、丁度良いかもう少し派手でも良かったか。
屋外にスライドグラスを放置して採取したミクロの物。
最初は素性がはっきりした黄砂とヒノキ花粉。
次に、花粉とは思うものの何の花粉か特定できないものを出しました。
最後になる今回は、正真正銘(?)の正体不明物を持ってきました。
最初の2点は400倍で撮ったもの。
見た目は鉱物のようですが何でしょう?
これは黄砂より若干大きめでほぼ楕円形をしています。
次の2点は400倍ではピントが出づらく、100倍で撮ってトリミングしています。
花粉にしては小さい方です。
黄砂より大きなこれも鉱物質のような?
4/20以来5日ぶりのお天道様。
黒点は小粒ばかりですがたくさん出ています。
プロミネンスは8~9時方向で大きなものが派手に出ています。
昨日に続いて空気中に漂う微粒子から。
今日はこれまでの観察から花粉だと分かるものの、実際の花から採取したものではないためと、類似の形が多数あるため特定できないものを集めました。
今回採取した中で数が多かったもの上位3種のうち、1番が圧倒的に黄砂、3番がヒノキ花粉でした。
そして意外やヒノキよりも多かったのがこのタイプ。
候補にスイセン、スノーフレーク、ウケザキクンシラン、クサイチゴあたりを上げておきましょうか。
サザンカにも似ていますが時期としては過ぎているし、長いこと浮遊していたとしてもヒノキより多いことはないでしょう。
以降は数が少なかったものです。
ヒイラギナンテンによく似ていますが・・・。
花粉に違いないと思うのですが見当がつきません。
これも見当がつかない・・・花粉には違いないと思いますが・・・たぶん。
タイプの違う花粉が並んでいたので撮りましたが、右側のはヤハズノエンドウに似ているように見えます。
一応この時期に花粉を持つ候補を上げていますが、時期を広げれば候補は増えるでしょうし、これまで花粉を採取し特定できたものを挙げただけで、まだまだ採取できていない花の方が圧倒的に多いのが現状です。
そして、花粉以外にも浮遊していた正体不明物を次回に。
黄砂注意報が出ていた4/18の朝、風はほぼ無い状態だったので、スライドグラスに木工ボンドを塗って、ガレージの屋根に半日放置してました。
目的は黄砂と今がピークとされるヒノキ花粉の採取。
前もってネットで画像検索し、それぞれがどんな形をしているのか予習し、スギ花粉より少し小さいというヒノキ花粉が約30μで黄砂は4μぐらいという事を念頭に、翌日に顕微鏡で確認しながら撮影しました。
400倍で見ると黄砂の姿はこうさ・・・お粗末。
ヒノキの花粉の方は特定に迷いましたが、その理由は採取の仕方に原因があったと思います。
木工ボンドは水溶性で水分が徐々に蒸発して固まります。
未だ水分の多い頃に付着した花粉(ほぼ加水状態)と、ほぼ固まった頃に付着した花粉(乾燥状態) の違いが現れたのではないかと思うのです。
400倍で見たヒノキの花粉A
400倍で見たヒノキの花粉B
黄砂はどの画像にもまんべんなく写り込んでいて、大量に飛散していたことがこれからも分かります・・・って、顕微鏡で確認するまでもなく、数キロ先の風景が霞んでいたことで証明済みでしたけど(苦笑)。
先日ブック10でM102を導入したところNGC5888の近くに望遠鏡が向いてしまった件。
ビクセンさんに問い合わせたところ、NGC5886をM102の位置情報として誤登録されていたことが分かりました。
NGC5886とNGC5888はすぐ近くの銀河でした。
次回のブック10のバージョンアップで修正されるそうで、この件一件落着となりました。
今回はM102のNGCナンバー5866で導入し、無事撮影することができましたので、これにて今季の銀河祭りは終幕。
今日は曇りと諦めていたら数十分だけプレゼントが下りてきました。
今日はラッキーデーかも。
今日は薄日が差す曇り空。
太陽は白色光だけでもギリギリ撮れるかどうか。
月例の観望会の日ですが、天気は下り坂との予報なので、早々に中止と決めました・・・残念。
銀河祭りは
引き続きかみのけ座の銀河を。
さすが銀河の巣と言われるかみのけ座・おとめ座の境界あたりだけに、狭い画角で撮っても付録が付いてきます(笑)。
今季の銀河祭りも残すところあとひとつ。
もちろんアレです。
巨大なループプロミネンス登場!
待っていた至福の時ようやく到来(笑)。
朝のうちに日課を済ませ画像処理はこれから。
先に4/14撮影のM98をUPします。
M98のそばにも小さな銀河があるように見えたので、先日のM102?の際に、みゃおさんから教えてもらった天体画像検索サイトを早速活用してみました。
自分で苦労して探し画像に書き込む手間が省けてこれは便利ですね。
ますますずぼらになってしまいそう(苦笑)。
今日は曇ってます。
黄砂の影響なのか数キロ先の風景が霞んでよく見えません。
4月初めに撮影の黒眼銀河M64は約1600万光年先です。
1600万年前の日本付近では、日本海ができ始めた頃のようです。
その頃この光はM64を離れたんですねえ。
ちょっと白っぽい気もするけど雲の少ない空です。
黒点次々出て来ますね。
ちょっと前に無黒点状態を心配したのがウソみたい。
黒点が多いせいでプラージュもあちこちで活発。
プロミネンスは少し落ち着いてきたみたいな気がします。
かみのけ座のフェイスオン銀河です。
特徴だけは捉えられたかな。
曇りは続くよどこまでも・・・空一面曇ってます。
今日はマルカリアン・チェーンの一方の端、M84やM86など銀河のひしめき合う場所です。
ただし、残りの部分は撮っていないので、モザイク合成の予定はありません。
今日は淡い影ができる程度の晴れ? です。
太陽観望&撮影は諦めました。
今日はおとめ座の銀河M61を。
フェイスオン銀河だし、周囲には小さな銀河もいくつか見えているので、撮って楽しい場所ですね。
朝から快晴、太陽撮り放題。
黒点が続々登場(小さいのが多いけど)。
彩層面も賑わっていて目の保養。
午後からの撮り直しが正解でした。
今日午前中にUPした正体不明の銀河の件、さっそくにみゃおさんが特定してくださいました。
M102と思って導入した銀河は実は、うしかい座にある14等級のNGC5888でした。
なぜM102がNGC5888に化けてしまったのか・・・一番考えられるのは、NGC5866(M102)と入力すべきところをNGC5888とNGCナンバーの入力間違いをしてしまった・・・という事ですが、私はメシエナンバーでM102と確かに入力しています。
原因は意外なところにありました。
SX2のオプションであるスターブック10内臓のデータでM102が、NGC5866ではなくNGC5888の方に非常に近い座標として誤登録されていたんです。
なので、M102と入力するとNGC5888のすぐそばに自動導入されてしまう、という結果になりました。
念のためスターブック10のアップデート情報を確認してみましたが、座標データの更新は1度されているものの、それは私が購入した時期の1年前の事でした。
これはビクセンさんへの通報案件なのかな?
今朝からほぼ薄曇り。
いちおう太陽撮影の日課は果たしたものの納得できない状態なので、玄関側に回ってきたころもう一度狙ってみようと思います。
4月1日の夜、今期最終になるかもしれないと思いつつ、裏庭の春の銀河祭りの夜遊びで5対象撮影。
4対象目のM64までは順調に自動導入出来ていて、最終ともくろんだ初対象のM102を導入したところ、思っていたよりも手前の位置で導入が終わってしまいました。
「あれ?」と思いつつも、そこから順調に追尾を始めているので赤道儀トラブルでもなさそうだし、写野の真ん中付近には確かに銀河らしいものがあります。
なのでそのままM102と信じて撮影開始。
ところがが画像処理の段階になってメシエ天体アルバムなどと見比べてみると、銀河の姿も周囲の恒星の位置もどうも違っています。
まさかエイプリルフールだからといって、SX2赤道儀に騙されたってことではないよねえ・・・。
こちらがネットで見かけるM102(NGC5866)の画像。
これが4月1日に撮ったM102?
私の目測の記憶が正しければ、鏡筒はりゅう座よりもりょうけん座に近かったように思います。
君は誰? 君の名は・・・
今日も朝から 太陽の近くは雲に絡まれていますが、なんとか撮影の機会に恵まれました。
黒点が増え続けているようで、喜ばしいことです(笑)。
プロミネンスも好調でなにより。
9時方向に大きなループ状のプロミネンスが見えます。
淡くて見にくいのでトリミングして強調してみました。
日向ぼっこにちょうど良い気温なれど、雲が多くて撮影のタイミングに苦労しました。
ようやく青空が戻ってきました。
室内は冷えるが日向ぼっこにはちょうどいい(笑)。
黒点もプロミネンスもダークフィラメントも健在で良かった良かった。
先日の事、購読している地方紙に普賢寺の菜の花畑が満開を迎えているとの記事が載っていました。
Googleマップで調べてみると、我が街とは木津川を挟んだ川向こうの京田辺市にある観音寺との事。
バイクで片道約20分強の距離感なので、早速出かけてみました。
思っていたほどの広さはなかったものの、それでも十分見応えのある菜の花畑です。
観音寺は上の写真では左奥の立派なお宅の向こう側に隠れた位置にあり、こじんまりとしながらも風格を感じるお寺でした。
鐘楼の近くには石碑と立札があり、本能寺の変の際、堺にいた家康が伊勢に逃れた「伊賀越え」の道中に当たる所との事。
話は戻って・・・ここの菜の花は訪れた人が勝手に摘んで帰ってもよいとのことで、平日の昼前でしたがちらほらとやってきては菜の花畑に入って摘む人、写真を撮る人がいました。
かくいう私もその一人で、花粉撮影用のほかおひたしにしようと、少し多めに摘んで帰ることに。
しっかり湯がいたつもりでしたが茎がまだ固く、おひたしは諦めて翌朝のみそ汁の具にと、さらに火を通して美味しくいただきました。
玄関下の階段脇、郵便受けに隠れたように咲いているスノーフレークの一群。
2014年、2020年に次いで3度目の花粉の登場です。
近所の道路沿いの桜並木のソメイヨシノも満開になりました。
昨日も今日も花曇りです。
近くの貸農園に咲いていた見知らぬ花。
スマホで撮って画像検索したら数秒で花の名前が分かりました。
便利な時代のなったものです。
キンポウゲ科の花で別名はキクザキリュウキンカというそうです。
花粉がたくさんついているので顕微鏡撮影の餌食に(笑)。
玄関から道路に出るまでの階段のわきに、ひっそり自生しているシクラメンの花。
気が付いたのは数年前の事ですが、うちの奥さんによると10年以上前から咲いているとの事。
どこから飛んできたのか、我が家を安住の地と決めてくれた可愛い奴です(笑)。
久しぶりに顕微鏡でパチリ。
今回の暗視野は光源と落射角度を変えてみましたが、以前の方がよかったみたい。
この時期の銀河では有名&人気者のひとつで、回転花火の愛称もあるM101。
もっと滑らかに仕上げたかったけど、これも実力のうちと自己満足(苦笑)。
薄雲が広がり太陽の周囲に日暈が見える天候。
時間と共に悪くなりそうなのでダメもとで撮影に。
黒点は東と西に1ヵ所ずつ。
彩層面は2時方向の「浮かんでるプロミネンス」が昨日から少し大きくなっている。