AZ-GTiの教訓、天頂は撮ったらあかん
徒歩3分のガレージでこと座を撮ったあと、天頂付近にあるうしかい座に移動。
AZ-GTiは自動導入・自動追尾のできる経緯台です。
・・・と、ここまで書いたらタイトルと合わせて、この先何が起きたかお察しの方も多いかと思いますが・・・。
恥ずかしながら私は帰って画像を見るまで全く気が付きませんでした。
うしかい座は大きいので26mmでも全体を入れるのが難しく、2分割撮影のつもりで、まず前回の試写と同じくアークトゥルスを中心付近に据えました。
次にモザイク合成の際の「のりしろ」を考慮して、うしかいさんの西側の肩にあたるセギヌスを中心に据えて撮影。
この後も北斗七星の二分割などを続け、雲が増えだしたのを潮に40分余りの撮影を終え撤収。
試写画像の時にも書きましたが、経緯台追尾で露光時間が長くなると、中心から離れるほどに円を描くように星が流れてしまいます。
まるで固定撮影での北極星を中心の周極星画像のように。
設置も含め眼視観望に便利な経緯台ですが、撮影には不向きといわれる理由です。
なので影響が目立たぬように、50mmまでの短焦点、30秒までの短時間露光と決めての撮影でした。
ここまでは想定内のつもりでした。
しかし、まさかたった2分でここまでズレるとは想定外!
天頂付近の星座を経緯台で撮ってはいけないと、肝に銘じるつもりでの処理とアップです(苦笑)。
ちなみに右端にかんむり座の一部、左端にはりょうけん座が見えています。