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2023年2月10日 (金)

フラットフレーム作成用にLEDトレーサーを買ったけれど

外は雨。太陽も星も撮れない状況にあるので苦手な工作に着手。

安定したフラットフレームを簡単に作りたいとネット検索していたら、LEDトレーサーを使って撮影するのが、一番安価かつ安定してて良いらしい。

一番大きな口径がMAK127SPの筒口径150mm弱なので、アマゾンでA4サイズのこれを購入。

20230210-150459

サイトやYouTube動画で先人の知恵を参考に、天文ショップ・ダイソーにてPPシート(乳白色・両面つや消し)とトレーシングペーパーを買ってきて、トレーシングペーパーを数枚重ねPPシート2枚でサンドイッチにして減光シートを作成。

減光効果が低ければ、挟み込むトレーシングペーパーの量を増やせばいいかな。

まだ実地テストはしていないので、さてどうなることやら。

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コメント

こんにちは。

私のヤツはコレのA3版のです。
私は本体の面材にキズが付くと嫌なので、パネル上にA3のコピー用紙を3枚重ねてさらに100均の白いプラスチックボードの上に乳白のアクリル板を重ねています。
そうしないと点灯を弱にしてもめちゃくちゃ明るいんですよねぇ〜。
トレーシングペーパーよりコピー用紙の方が良いかもしれません。
家で使う分には問題ありませんけど、版の背面や側面からも光が漏れますよね。
頑張って工作してくださいね♪

layout3さん、こんにちは
口径200mmの筒があるからA3なんですね。
コピー用紙は私も試しに光にかざしてみたんですが、繊維ムラが結構目立ってたのでトレーシングペーパーにしたんですよ。
コピー用紙もメーカーによって違いがあるのかもしれませんが。
トレーシングペーパーでダメだったら、アマゾンで売ってるこれを買うか・・・。
 RENIAN 写真照明ニュートラルデンシティジェルフィルターシート40x50cm 減光・ND3 ND6 ND9 懐中電灯LEDライト用、6パック
でもサイズが大きくて余りが無駄になるので、今回はパスしたんですよ。

良いですね、トレース台のフラット転用。作ってみたいです。以前に私はEL板を減光するとき車用の紫外線カットウインドウフィルムを流用しました。コピー用紙の繊維ムラ程度は均されてしまうので問題ないですよ。(至近距離発光なので小さなムラが残ったままピントが合う訳じゃありません。)ただ、色々やってきて、結局スカイフラットに勝るもの無しという結論に達して、自作に躊躇する気持ちもあります。

フードに近い位置でフラット光を当てると当然フード内壁も照らされるため、星野撮影ではあり得ない斜めの迷光が大量に増えてセンサーゴミ影の大きさが変わってしまうんです。この手のフラット光源は数メートル離し、概ね平行光線だけが入射するように使うのが本来の使い方です。もちろん遠ざけるのに応じて大き目のサイズにしないと写野全面を覆えませんし…。

完成したらぜひリポートお聞かせください。

みゃおさん、こんばんは
トレーシングペーパーだけでは減光不足でスローシャッターが切れなかったので、スモーク透明のアクリル板を買ってきちゃいました(苦笑)。
そうか・・・コピー用紙でも問題なかったのですか・・・。
あるサイトでコピー用紙の繊維ムラが悪影響になるので使用を避けるように、と書いてあったのでトレーシングペーパーにしたんですよねえ。
それよりも、至近距離で光を当てるとフード内が照らされて迷光が・・・はどのサイトでも注意喚起が無く、全く考えてもいませんでしたが、確かにそうですね。
ただ、今使っているフラットフレームは実は、パソコンモニターにペイントソフトのグレーを画面いっぱい表示して撮ったものです。
デジカメのセンサーゴミは大きいものはともかく、あまり気にならかなったのですが、モニターはカラー液晶のためどうも色むらが発生しているようで、それが気になって今回の白色光のLEDトレーサーを考えた次第。
スカイフラットも過去に何度かやっているんですが、明け方の薄明ごろまで夜更かしする体力が無く、毎回撮らないと使いまわしでは結果が良くないことが多くて、私の場合人口光に頼ることになりました。
フラットフレームも奥が深いですね・・・。

奥が深いですよね。時間が足りなくなるのは痛いほどわかります。毎晩体験してますから。

毎度長くてすみませんが…
フラット遍歴を始めた20年前、様々な方向から入射する前提の一般カメラ撮影では「積分球」という大きな白い球体内面を撮影する方法が正しいやり方だと科学系の資料で学びました。下記サイトの中ほどにあるようなものです。

https://so-nano-car.com/フラットフレームの撮影

一方向からの光を前提とした天体撮影ではなるべく空を撮影する状態に似た無限遠光源が必要で、私が試した中では拡散板をなるべく主鏡に近い位置にセットし、10メートルほど離れたところから弱いLEDライトで照らす方法でした。天文台など大口径では下記サイトのようにドーム内の(望遠鏡から離れた)白スクリーンを弱光で照らして撮影、という方法があります。

http://hoshizolove.blog.jp/archives/40860214.html

先人たちのサイトの多くで「PC画面やトレス台に望遠鏡を押し付ける」映像を堂々と流しているので、間違った方法が主流になって、だれも訂正できなくなっちゃってるんですよ。これぞ数の暴力(笑)。人まねではなく、自分の頭でちゃんと考えなくちゃだめですね。ほどほどの簡易補正ならこれでもいいんですけど。

フード乱反射を防ぐには、フード奥(屈折だとレンズ直前、反射だと鏡筒全面)に拡散板or減光板をセットすれば軽減できます。

それから半透明アクリルやコピー紙での減光で注意すべきは、重ねるほど赤みが増す「カラーバランスの崩れ」です。短波長は障害物に阻害されやすく、「薄めた牛乳による夕日の作成実験」みたいな効果が出てしまいます。

https://proto-ex.com/data/655.html

だから減光はND的なシート一枚で一気にやってしまったほうがいいんです。前述のフード奥に着ける拡散板に減光シート貼ればいいでしょう。光量微調整はトレース台をフードから少し離せばいいだけです。トレス台を直接撮るよりかなりマシになると思います。

みゃおさん、おはようございます
いつも詳しい解説ありがとうございます。
積分球の事はサイト遍歴で知りましたが、これの自作は私にはとても・・・ということでトレーサーに(苦笑)。
みゃおさんの仰る「間違った方法が主流になって」は、まさに「無理が通れば道理引っ込む」事例ですかね。
ほどほどの補正効果があるから気にせず使っているともいえるのでしょうね。
シートを重ねるほど赤みが増す・・・これも道理で、高度の高いときは眩しい太陽も、大気のフィルター効果で沈む前には赤くなる・・・分かってるはずの事を見落としていました。
目先の事に気を奪われているのと思考の柔軟性を失ってきているのでしょう・・・歳のせいばかりでなく(苦笑)。
トレーサーを使う前提で、もう一度考えと方法を整理してみます。

amazonに
RENIAN 写真照明ニュートラルデンシティジェルフィルターシート40x50cm 減光・ND3 ND6 ND9 懐中電灯LEDライト用、6パック ¥1800
というのがあります
減光用に最適だと思いますよ

chanchikiさん、こんにちは
コメントありがとうございます。
このNDフィルターは知っていましたが、量が多いのとそこそこの価格という事で、まずは手ごろなところから試してみたんですが・・・。
遠回りしただけで、結局これを買って一件落着となりました(苦笑)。
ちなみにND6とND9をそれぞれ2枚重ねにして、ちょうど良い減光になりました。
あと各1枚とND3が2枚、元のサイズで残ったので、どう利用するか考え中。

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