こと座α ベガ 二重星再開しました
7月6日、7日と比較的天気の良かった夕方から二重星の撮影をしました。
4月頃に撮った春の二重星に続いて、夏の二重星が対象です。
主星が0.0等星、伴星が9.5等星と輝度差が大きいく、伴星が見づらい画像になってしまいました。
春の撮影時は、以前にネットで見つけた二重星リストを頼りに、手に負えそうなものを選んで撮影していました。
しかし「これは撮れそう」と導入した対象に伴星の姿が見えないことがしばしばありました。
アライメントをしたうえでの自動導入なので、めったなことはないはず。
導入時の参考にしているステラナビゲータには、二重星を表示する機能がありますが、フラムスティード番号を見比べると二重星でないことや、そもそもその番号が自体が無いことも。
リストの方に間違いがありそうなので、さらにネットで調べてみるも、これといった使えそうなものが見つかりません。
そんな時、いつも困ったときにアドバイスをくださるみゃおさんから、ステナビで追加表示できるデータをいただき、また海外の詳細なデータを閲覧できるサイトを教えていただきました。
手元のリストと頂いたデータを見比べてみると、等級、離角、(主星に対する伴星の)方角、赤緯・赤経に違いがある対象が結構あることが分かりました。
なかにはどちらかが間違いかと思うような開きのあるデータもあります。
そこでふと気づいたんですが、たとえば等級・・・変光星であれば等級の変化(周期的脈動や不規則変光、食変光など)はあるわけだし、主星の周りを伴星が回っているので公転周期の短いものなら離角や方角が変化しているだろうと。
リストのデータが作られた時期によってこれらの数値が違っていても、あながち間違いではないのかもしれない。
となると、撮影時の最新のデータを取得できない限り、これらのデータの数値はあくまで参考値と大雑把にとらえておくのがよいのかな。
そんな事情から、今回はリストを整理更新して撮影に挑んでいます。
さて、もう一つ気になることが・・・。
海外の二重星データサイトの事なんですが、Populars - Stelle Doppie - Double Star Database このサイトには1ページに50件、200ページで計1万件の重星データが掲載されています。
凄い量ですが、自分にとって使いやすいようデータを省略してみようと、コピペでエクセルに取込みかけたんですが、どうもおかしい。
一度に10ページ分を続けてコピペして、途中でページに抜けが無いか比較していくと、わずか数10分かそこらでコピペしたエクセルと元のサイトのデータ行が各所で入れ替わっていることに気が付いたんです。
下がその一例・・・左が先にコピペし主要なデータ名を太文字にしたリスト、右が後で再度コピペしたもの。
最初はLAST列の古い年号からデータが随時更新されているのかと思いましたが、そのようではなさそうで、行の順序が入れ替わっているだけで、各所のデータが更新されているようには見えません。
同じページ内で順序が入れ替わるだけならともかく、ページをまたいで順序が入れ替わっていると収拾がつかなくなります。
なんなんでしょうね?
ともかくこのサイトから新しくデータリストを作ることは難しいと諦めました。
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悠々遊さん、こんばんは。
二重星シリーズの再開、おめでとうございます。
とは言えいろいろ難関がありますね。
こうなると全くわかりません…。
お力になれず申し訳ないです…。
とりあえず言えるのは「応援してます。頑張ってください。」です…。
(苦笑)
投稿: layout3 | 2022年7月10日 (日) 22時41分
layout3さん、こんにちは
ありがとうございます。
高が地味天と高をくくっていたわけではないのですが、結構奥が深くて足を取られまくってます(苦笑)。
道を究めるつもりはないので、適当なところで妥協して、たまに重星でないものを重星と偽って計上するかもしれません(笑)。
今日も晴れそうで晴れない空模様で出番なしです。
投稿: 悠々遊 | 2022年7月11日 (月) 14時27分