miniBORG60ED+QBP検証
星が主体の星団・銀河はCAPRI80ED+LPR-Nで、散光星雲はminiBORG60ED+QBPで、という計画を立ててみて、今回後者のプランを検証する機会を得ました。
10月8日はNGC281、IC1805と撮っていたところで雲が出て終了。
翌9日は前日のうちに撮れなかったフラットフレームを、早朝のまだ薄暗いうちに撮影。
夜になって撮影対象が昇ってくるのを待つ間に、ダークフレームを撮影。
この夜のひとつ目の対象IC1848を撮影中にまたも雲が襲来で終了。
結局、ISO1600、露光6分でNGC281が10枚、IC天体は各7枚で処理をすることに。
結果は・・・。
3つとも見事にセンターを外しています(苦笑)・・・ま、そこは置いとくとして、比較的明るいNGC281はともかく後の2件は惨敗。
予想通りは周辺の収差で、実用としては短辺に合わせて真四角にトリミングするのが妥当。
QBPの露出倍数はフィルターなしの場合の約2.4倍とのことなので、今回ISO1600の6分露光x10枚を設定しましたが、これでも露光は不足気味でしたね。
裏庭の空の狭さを考えれば、1対象にかけられる時間はおおまかに60分+少々。
感度と露光時間とコンポジット枚数から選択できる条件は限られてしまいます。
例えば、①ISO1600、露光8分x8枚。 ②ISO800、露光16分x4枚 ③ISO400、露光32分x2枚
②や③は高感度ノイズを嫌っての設定プランですが、こんな少ない撮影枚数でカバーできるのか? それ以前にわが赤道儀の設置精度で1枚につき16分や32分の追尾がまともにできるとは思えない。
露出倍数を稼げるような明るい筒、たとえば赤猫くんならF値で露出倍数1.5ぐらいは稼げそうですが。
しかし、想定外のパソコン買替で手元資金が尽いたどころか、奥さんに泣きついて少々援助してもらった身としては、耳元で悪魔が囁こうとそれに乗ってポチリヌス菌に感染するわけにはいきませんわなあ(苦笑)。
宝くじで高額当たらないかなあ・・・買ってないけど。
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悠々遊さんこんにちは。色々試行錯誤で頑張っておられますね。
日々熱心に研究されている姿に感心させられます。で私はと言うとぐったりでやる気出ません。折角のチャンス貰いながら画像ほとんどピンボケ、駄目ですねー。枚数は誰にも負けないけどねー。
ポチポチっと星景画像でも処理します。
投稿: 夕焼け熊五郎 | 2021年10月11日 (月) 14時52分
夕焼け熊五郎さん、こんにちは
今日は曇りで太陽観望できず、ダメとわかってる画像をいじってました。
徒歩10秒ほどの裏庭撮影所だから、撮影自体は気楽なものですが、撮影技術と処理技術が初歩のままの悲しさ。
ため息をつきながら処理画像をゴミ箱へ・・・。
投稿: 悠々遊 | 2021年10月11日 (月) 16時07分
悠々遊さん、こんにちは。
なるほど、苦労されたようですね。
住宅街の過酷な条件下での撮影ですから、撮影設定値も画像処理もかなり難しいですよね。
特に今回のように淡い対象だと尚更難しいと、実際に使ってみたので分かります。
でも「絶対に解決策はある」と思っています。
頑張ってください。
投稿: layout3 | 2021年10月11日 (月) 16時17分
こんにちは
機材、フィルターの検証とアクティブな活動に
拍手喝采です。
光害なんのそのという気持ちで冬の対象を撮影し
見させてください。
投稿: テナー | 2021年10月11日 (月) 16時18分
layout3さん、こんばんは
趣味の苦しみは楽しみのうち、とでも思っておきます(笑)。
でも正直しんどいです。
暗い空の下で撮られたであろう画像や、すごいスキルをお持ちの方が、あえて光害地のど真ん中で撮られている画像を見ているせいで、眼だけは肥えてしまい、自分の撮ったものがいかにも貧相に思えてしまい・・・。
スキルを上げる努力をしないなら、光害の中で初心者が撮ればこんなもの、と割り切りが必要なんですよね(苦笑)。
検証は冬の星雲まで頑張ってみます。
投稿: 悠々遊 | 2021年10月11日 (月) 18時27分
テナーさん、こんばんは
ありがとうございます。
アクティブというより好奇心だけ突っ走っているところがありまして(苦笑)。
今回の検証で、淡い対象はさすがに難しいと思いましたが、比較的明るい対象に限ればそこそこ撮れそう。
冬の星雲は明るいものも多いので、しばらくは検証を続けてみます。
投稿: 悠々遊 | 2021年10月11日 (月) 18時34分