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2020年11月23日 (月)

NGC2175 お猿さん星雲

ほぼ曇り、青空はところどころにあるものの日差しは無し。

頂き物の改造カメラに不調が目立ってきたものの、改造機ゆえ修理に出せないということで、ノーマルでも赤い星雲が比較的よく写ると評判のメーカーの中古品を入手・・・と、ここまでは以前ブログに書いたのですが、それと前後して今度はオートガイド用のPCカメラに異変が起き、ガイドが出来なくなってしまいました。

せっかく買ったノーマルカメラの実力を見ることもできないまま、ノータッチ追尾でせいぜい1分までの露光撮影をしばらく続けていましたが、この度とうとう我慢しきれずガイドカメラも買ってしまいました。

一番安価なタイプの購入でしたが、それでも立て続けのとんだ出費です・・・もう一度バラマキ10万円欲しい!(笑)。

ようやくオートガイドでの撮影に漕ぎつけ、その最初に選んだのがNGC2175、通称モンキー星雲です。

Ngc2175

Ngc2175_201121_x23

赤い星雲が確かに良く写ります。

ISO1600ではノイズによるザラツキも私の許容範囲です。

住宅地の中でノーマルカメラでここまで撮れれば自己満足レベルです。

同時に前から気になっている課題も改めて浮かび上がってきました。

住宅地の狭い空ゆえ、長時間露光にも制限があり、総露光時間が長くてもせいぜい60分ちょっと。

南天の対象によっては総露光時間30分程度という事もあります。

ISO感度を思い切り上げて短時間露光で多枚数撮るか、ISO感度を下げて長時間露光で少枚数撮るか。

光害によるカブリを避けつつ淡い星雲の光をどう獲得するか。

そんな時、ひとつの答えをHIROPONさんが」ブログ「星のつぶやき」で出されました。

東京都心のど真ん中で星雲写真に素晴らしい成果を出しておられる方です。

結果を伴っているだけに納得。

でも、総露光時間が60分そこそこの狭い裏庭の空にそのまま適用できるわけではありません。

とりあえずISO1600、150秒露光で何枚をコンポジットすれば、ノイズが気にならない程度に星雲を炙り出せるか、試していこうと思います。

NGC2175は写りやすい明るい星雲なので、今回の23枚コンポジットからもう少し枚数を減らせるかもしれません。

・・・という事で、翌日今度はNGC2237、バラ星雲を撮りました。

Ngc2237_bara_201122_x11

これもNGC2175同様比較的撮りやすい赤い星雲です。

コンポジット11枚は意図したわけでなく、たまたま雲の通過によって24枚撮影の半分以上が没になった結果です。

11枚ではちょっと苦しいかな。

でも自宅で楽して撮れることを考えると自己満足レベルではあります(笑)。

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コメント

悠々遊さんこんにちは。
赤いの良く撮れてますね、じゅうぶんじゃないですか、私がこれなら赤飯炊いて、どんちゃん騒ぎです。
浜辺でオリオン座撮って満足してます。

夕焼け熊五郎さん、こんにちは~
いつもコメントをありがとうございます。
万年初心者の自己満足レベルですが、褒めていただけると素直に嬉しい!
カメラをはじめ機材がいい仕事をしてくれます。

悠々遊さん、こんにちは。

カメラ2台の故障は痛い出費でしたね。
HKIRだと五万、ヤフオクの中古で3万…。
ノーマルボディがあればVR3Xのフィルターを買うのが安価かもしれませんね。

それにしても、お猿さんもバラも良く撮れていますねって書いてたらコメントきたぁ〜。
でも、ここまで撮れたら改造カメラ、要らないか?
もう一度給付金、欲しいですよねぇ〜。

layout3さん、こんにちは~
早速コメントありがとうございます(笑)。
今回入手のFujiのX-T20ボディは型落ち中古でしたが程度がよくて、
残しておいたEOSのキットレンズをキタムラで下取りに出したので、
実質4万以下で入手できました。
ノーマルでここまで写れば私には十分です。
赤いのばかり撮るわけでもないし(笑)。
給付金、世間では貯金する人も多かったといいますが、貯金するゆとりがあるとは羨ましい。
不意の入金があるのを待っていたかのように、あれこれ故障が続いて、結局持ち出しの方が多かった(苦笑)。

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