MAK127SP鏡筒にガイド鏡を載せる小物の工作
曇り。
先日、星友からMAK127SPでガイド撮影をしたいのですが、悠々遊さんはどうしています?と相談を受けました。
私は月・惑星の動画撮影にMAKを使っているので、基本ガイド撮影はしていないし、もしするときは望遠レンズとの並列同架としてマルチプレートを使いますと答えたのですが、彼はディープスカイなどにも親子亀方法で使いたい様子。
アクセサリーを取付けられる鏡筒ベルトを探したが適当なものが見つからないとの事でした。
そこで思いついたのが、ファインダー台座にガイド鏡を載せること。
目的の天体を導入すれば、撮影中はファインダーの出番なしのはず。
実際そんな用途のアダプターがあるかどうか知りませんが、簡単な構造なのでちょっと器用な人なら自作できそうです。
で、得意(?)の紙工作でイメージを形に作ってみることに。
この型に何か使えるものはないかとDIYの店で物色したところ、J型金具というものが見つかったので20mm幅のものをひとつ(360円)と、あと平型の小さな継ぎ金具も2枚入りをひとつ(120円)購入。
台座に差込み固定できるよう、木片から台形状のものを切り出し、J型金具と継ぎ金具を木片に接着します。
これにアルカスイスのベースを取付け、ファインダー台座に差込み固定。
アルカスイスのアリ型に固定したガイド鏡を、ベースに固定すれば親子亀方式のガイドシステム完成。
今回の工作では木片を使ったので、ファインダー台座への固定時ネジが木片に食い込まないよう、平型金具でガードしたのが工夫と言えば工夫。アルミ削り出しなどで作ることが出来るなら不要の部品ですね。
木片と金具の接着は最初木ネジでの固定も考えたのですが、どうせ台座の固定ネジで鏡筒側へ圧着固定されるのだし、ボンド接着で十分と判断しました。
不器用者が紙工作以外に手を出したので造りは雑ですが、一応使用には耐えられそうです。
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悠々遊さん、こんにちは!
おぉ〜!
そうそう!
コレ!
こんな風にガイド鏡を設置出来ないかなぁ〜ってズッと探していたんですよ。
まさに「痒いところに手が届く」って感じで、ありがたい情報です。
事前に紙工作まで作って計画されたんですね。
さすが悠々遊さん。
感動!
私もここ名案を採用させていただきます。
っと言っても直ぐに材料を買いに行けないので、10月中に造れればいいかな?
投稿: layout3 | 2020年9月18日 (金) 13時15分
こんにちは。
この部分木材ですとやや不安が残りますね。
倍率の高い望遠鏡が主砲となるとたわみから来るエラーにも注意がいるかも。。。
なんなら工房で製作しますよ。
もし現状不具合、不安等ありましたらいつでもお申し付けください\(//∇//)\
投稿: こたろう | 2020年9月18日 (金) 13時55分
layout3さん、こんにちは~
これを作った後でネット検索してみたら、ファインダー台座を利用するタイプのガイド鏡がありました。
でもすでにガイド鏡を持っているとアダプター部分だけが欲しいですよね。
でもそっちの単体売りは無いみたい。
材料費も安上がりの手作り品で間に合うなら、それがベターです(笑)。
投稿: 悠々遊 | 2020年9月18日 (金) 14時10分
こたろうさん、こんにちは~
コメントありがとうございます。
そうそう、木材で作っているのが気がかりなんですよ。
金属加工が出来る腕も設備も無いので、サンプルのつもりで作ってみました。
当座は使えるとしても、長くはもたないでしょうね。
ベースとなる台形のパーツ部分だけでも、金属素材で安価で作れるようならお願いしたいです。
とりあえず私と星友layout3さんの分、2個だけでも注文受けてもらえます?
投稿: 悠々遊 | 2020年9月18日 (金) 14時20分
要はファインダー台座にあるかプレート固定出来ればいいですか?
投稿: こたろう | 2020年9月18日 (金) 17時28分
手作り感満載で良いですねー。
ファインダー差し替えでガイド鏡代わりにしたり、電子ファインダーにする方は結構いらっしゃいます。撮影のためのガイド鏡となると、足回りをしっかりすることや、ガイド星が見つからないときの微動なども必要になるかも。
私はMAKで言うところのアリガタレール最前部に微動付き雲台+アルカスイスを直付けして、そこにガイド鏡をセットしてます。重心位置が赤道儀不動点に近くなるから架台への負担も軽減できます。1500mm越え直焦点×数時間ガイドに耐えてくれますよ。
投稿: みゃお@ほんのり光房 | 2020年9月18日 (金) 17時45分
こたろうさん
はい、ファインダー台座に差し込んで固定できるベース部分だけで結構です。
J型金具はガイド鏡を支えるに十分な強度があり、幅のバリエーションもいくつかあり、鏡筒からの高さが選べるので。
よろしくお願いします。
投稿: 悠々遊 | 2020年9月18日 (金) 18時10分
みゃおさん、こんばんは~
はい、モロに手作り感出してます(苦笑)。
鏡筒とガイド鏡を並列にするとバランス取りが複雑になるので、なるべくなら親子亀の方が楽。
ひとつのガイド鏡をいくつかの筒で使いまわししたい、そんな考えでアルカスイス仕様を考えました。
薄型の微動雲台も併用すれば調整が出来ますね。
投稿: 悠々遊 | 2020年9月18日 (金) 18時17分
悠々遊さんこんばんは。忙しそうですね合間を見て駄洒落考案ありがとうございます。
こたろう将軍さまにお願いすれば大概の事は解決して頂けますよ、私は後僅か、お願いする事はありません。😞
投稿: 夕焼け熊五郎 | 2020年9月18日 (金) 19時08分
夕焼け熊五郎さん、こんばんは~
コメントをありがとうございます。
なかなか晴れませんね。
暇だからあれこれ考えてしまいます(笑)。
迷人会は多士済々で、率いるこたろうさんは頼りになりますね。
懇意にしていただけて有難いことです。
投稿: 悠々遊 | 2020年9月18日 (金) 20時06分