コロナ対策小物 一応完成
天体観望会における新型コロナウイルス対策を考えて、天体小物を作ってきました。
作るたびに一時的な自己満足と、新たに浮かぶ課題の克服(そんなたいそうなもんやあらしませんけど)。
そしてついに一応の完成を見ました(たんに、そろそろ飽きてきたというのが本音かも(苦笑))。
それがこれ。
左端のものは試作4号で、真中と右のが完成形で、手前のものがアイカードです。
眼鏡を外してアイピースを覗いた時、鼻がぶつかるため四角い台紙の角を落とし、ついでにアイカードの抜き差しをしやすく改良したのが試作3号でした。
それならいっそアイピースに被せる筒に合わせて丸い形にし、カードの抜き差しはストッパーを工夫することで、アイカードが小さく扱いにくくなるのを回避できると考えたのが試作4号で、子供の興味を引くよう、カードをロケットの形にして炎の部分をストッパーにしてみました。
しかしこれではまだ、みゃおさんから出された「スライド枠や台紙部にも顔が触れてしまう」との課題は克服できていません。
しかもこの4号機、考え事をしながら作業していて、台紙のスライド枠側を筒にくっつけてしまいました。
細い隙間にカードを差し込むのは、明るいときならともかく、暗い観望時に結構厄介、という事もすっぽり頭から抜け落ちていました。
良いアイデアだと思っていたけれど、スライド式カードは工作も手間がかかるし一旦白紙。
アイピースの上にペタンと置くだけで両手フリーで使えるアイカードが出来ないか?
安価で簡単な工作と、回収して繰り返し使えるアイカードという条件も外せない。
で、またまたひらめきました(笑)。
原点回帰、シンプル・イズ・ベストです。
アイピースに被せる筒に丸い台座をくっつけるところまでは同じですが、その台座の形を前方後円形にして、同じ形に作ったアイカードを載せて、クリップで留めればいいじゃん!
台座とアイカードの角ばったほうに印をつけておいて、そこを合わせてクリップで挟むだけ。
顔に触れるのはアイカードだけ。
台紙もアイカードも100均の硬質カードケースで作っているので、乱暴に扱わなければ折れたり変形することはありません。
PL32mm、PL25mm兼用と、ズームアイピース用の筒台座を作り、アイカードは兼用としたのが上の画像です。
めでたく完成。
手先の器用な人なら、筒と台座を一組作るのに10分もかからないでしょう。
カードは台座と同じものなので、慣れれば短時間に数をこなせるはず。
工具も材料も100均で手に入るものばかり、あとはトイレットペーパーの芯(笑)。
みゃおさんからのもう一つの宿題、「マスクをつけてアイピースを覗き込むとき、冬場だと眼鏡やアイピースが曇る」、これは私の手には負えません(苦笑)。
やっぱりこの課題への対策は、電視観望しか思い浮かびませんでした。
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ここまで、本当にお疲れさまでした。
電子観望に逃げることは簡単ですが、生で見せることを前提にどんな工夫ができるかという目標だったので、例え課題が残っていても大きく前進していると思います。わざわざ野外に集まってるのに『画面観望会』になってほしくないですもんね。
やはりシンプル・イズ・ベストですね。アイカードを重ねる時に台座を触ってしまいそうなので、カードとクリップの片側をテープでくっつけちゃいましょう。それならクリップしか触りません。使用後のクリップは破棄せず、大きいバケツに回収して洗剤+殺菌漂白剤に10分くぐらせてからしっかり乾燥させれば再利用可能ですね。
お互いしばらく頭を休めて、また気が向いたら色々考えてゆきましょう。楽しみにしています。
投稿: みゃお@ほんのり光房 | 2020年8月 7日 (金) 13時27分
みゃおさん、こんにちは~
熱心にお付き合い下さり、ありがとうございました。
まだ宿題は残りますが、しばらくクールダウンという事で(笑)。
クリップは台座に付けるかカードの方に付けるかですが、あとのことを考えればカードの方につけるのがベターですね。
アイデアいただきます。
投稿: 悠々遊 | 2020年8月 7日 (金) 14時27分