アジサイの花粉
今日はほぼ1日曇り、時折日差しが漏れるものの、観望できるほどで無し。
散歩コースに咲くアジサイの花粉を採取してきました。
アジサイとひとくちに言っても品種改良が盛んで、いろんな姿のものがあるようですが、日本の原種はこの写真のようなガクアジサイだそうです。
アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。
しかしアジサイというと、私はこっちの方を思い浮かべてしまいます。
これは手まり咲きというそうです。
見慣れたこちらは我が家にも植えてあるのですが、昨年からはばかりながら葉ばかりで花が咲きません。
肥料もやらず放置しているからでしょうか。
こちらはご近所に咲いているのを採取させてもらいました。
で、今回は両方の花粉を見比べてみます。
ガクアジサイの花粉(6月18日採取)。
よく見かけるほうのアジサイ(6月24日採取)。
似ています。
というより、光の当たり具合の違いだけでほとんど一緒です。
400倍でもこれですから、花粉としては小さい部類です。
なお、ご存知かと思いますが一般に花として見ているのは実はガクが発達した装飾花で、ガクアジサイでは真ん中に寄り集まっている小さな花序が花で、ここに花粉があります。
また、手まり咲きでは装飾花の中心に花序があり、そこに花粉があります。
ガクアジサイの方が花びらを採取しやすいのですが、それでも小さくてその割に肉厚なので、生物顕微鏡の透過光観察には不向きでした。
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