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2020年7月

2020年7月31日 (金)

今日の太陽2020/7/31

曇りのち晴れ。

7月最終日の今日、近畿地方に梅雨明け宣言がありました。

さあ、太陽の季節到来だ!

喜んだのも束の間・・・太陽撮影に使っているパナソニックG7のリモコンボタンが無反応!

仕方なくシャッターボタンを指で押さえての連写撮影になりました。

200731b30

黒点は大小2つとも健在ですが、小さい方は見えにくくなっています。

200731ls28

7時方向のプロミネンスが昨日より成長しています。

化けそこなった狐の尻尾?(笑)。

他のところのものは今日はほぼ見当たりません。

ところで、G7のリモコンシャッターの件ですが、最近押してもいないのにシャッターが切れる誤動作が何度かありました。

嫌な傾向です。

以前のG5のときもそんな誤動作で修理したことがあります。

内臓マイコンチップの誤動作が原因だったかな。

白いボディだったG5に比べ、G7は黒いボディなので夏場の熱射病に弱いのかもしれませんね。

最近のデジタル一眼はどこともブラックボディばかり。

フィルム時代の一眼レフはメタリックが基本でブラックは高級機のイメージがありました。

戦場での使用に定評のあったニコンFが、メタリックの太陽光反射で狙撃対象になるのを避けるため、ブラックボディにしたという話を聞いたこともあります。

いまどき低価格帯のデジイチを持って戦場に出かけるカメラマンなどいないと思いますが。

それより熱に強いボディが欲しいな。

ともあれ困ったことになりました。

2020年7月30日 (木)

今日の太陽2020/7/30

晴れ間のある曇り、時々雨の中で午前中に白色光を撮影。

Haを用意する前に曇ってしまったので撤収。

月1回の医者通いの途中でパラパラと雨に降られるも、診察を終えて出てきたときには晴れ間も。

昼を過ぎてまとまった晴れ間が出来たので、残りの撮影を無事済ませました。

で、画像処理の最中に激しい雨が降ってきました。

コロコロ変わるお天気です。さて。

200730b30

黒点は大小とも無事でした。

200730ls31

プロミネンスの方も活発。

目立つものだけでも1時、7時、10時方向にあり。

昨日は夕方前に激しい雷雨がありました。

夕立三日といいますが、今日のもそれかな。

 

追記

ブログアップの後でメールチェックをしたら、こんなのが来ていました。

Photo_20200730142401

話には聞いていたけれど、ボーッとしていられませんね。

もちろん即削除ですけど。

 

2020年7月29日 (水)

今日の太陽2020/7/29

曇り時々薄雲のある晴れ間。

午前中の日差しのある時に一度観望するも、すぐに翳ってしまい撮影することなく撤収。

昼食後に玄関側で濃い雲の切れ間を待って撮影に漕ぎつけました。

200729b30

先週以来の黒点は半暗部を伴ったままで健在でした。

←部分に小さな黒点も出ていました。

いい感じです。

200729ls29

1時、7時、10時方向にプロミネンスが出ています。

小さなほうの黒点の周りは活発な活動がある様子が分かります。

こっちもいい感じ。

2020年7月28日 (火)

収穫間近

相変わらず蒸し暑い曇り。

今朝新聞を取りに玄関を出たとき、黄色く色づいてきたゴーヤが目に付きました。

Goya

熟したゴーヤは市販では手に入りませんが、赤く熟すとこれが苦瓜かとびっくりするほど甘くなります。

赤くなる手前のオレンジ色だと甘さの中にまだ少し苦みが残り、これがまた大人の甘さ(笑)。

収穫までもうちょっと我慢です。

Katen

我が家のグリーンカーテンはゴーヤとトケイソウが同居です。

 

追記

京都花山天文台がクラウドファンディングを始めています。

関心のある方は是非ご覧になってください。

https://the-kyoto.en-jine.com/projects/kyotodaigakutenmondai

2020年7月27日 (月)

星座を作る星110 へびつかい座デルタ

星座を作る星110回目は、へびつかい座δ星イェド・プリオル

フラムスティード番号1

距離約170光年

眼視等級2.7

絶対等級-0.8

スペクトル型M 赤

半径58R

光度630L

表面温度約3,680k

Hebitukai_d_x21_200424

へびつかい座δ星は赤色巨星です。

質量情報は見つからなかったんですが、半径は太陽の約58倍!

恒星としては老年なんですね。

2020年7月26日 (日)

再開 星座を作る星109 へびつかい座ベータ

まだ降ったり止んだりが継続中。

コロナ感染もひつこく継続中。

そんな中、三密を避けての再開です。

星座を作る星109回目は、へびつかい座β星ケバルライ

フラムスティード番号60

距離約82光年

眼視等級2.8

絶対等級0.8

スペクトル型K 橙

半径12.4R

質量1.1M

光度63L

表面温度約4,500k

Hebitukai_b_x21_200425

へびつかい座βは橙色の巨星です。

太陽と同程度の質量星が水素を使い果たし巨星化したとみるなら、太陽の未来の姿といえるかも知れません。

固有名のケバルライはアラビア語で「羊飼いの犬」の意味からきていて、周囲の暗い星々を羊に見立てていたようです。

2020年7月24日 (金)

オニユリの花粉

曇り時々雨。

プランターにひとり生えしているオニユリです。

近所で見かけないので鳥が運んできたものでしょうか。

170731_oniyuri

日本に自生するユリ科ユリ属の多年草。

古い時代に食用として中国から持ち込まれたという説もあるようです。

地下の鱗茎がゆり根として食用にされるもの。

種ではなく葉の付け根に出来るムカゴによって繁殖するのですが、ではなぜあんなにも多量の花粉が作られるのか不思議ですね。

今年は梅雨の短時間の晴れ間に採取したので、花粉も湿っていたのかうまく取れません。

200719_oniyuri100x_2

なんだかゴーヤの実に似ているような(笑)。

200719_oniyuri400x

花びらです。

200719_oniyuri_bira40x

落射光(直射光)も使って撮ってみました。

200719_oniyuri_bira40x_choku

立体感が出ましたね。

ストックが尽きたので、ミクロはいったん終了します。

2020年7月23日 (木)

ミクロ画像の処理手順~備忘録

曇り時々雨・・・厚い雲が垂れ込めています。

ミクロ画像のストックもあとわずかになりました。

この機会に最近のミクロ画像の処理手順を備忘録として残しておきたいと思います。

使っている顕微鏡は生物顕微鏡というタイプで、光源はLED光による透過光が標準です。

以前は反射鏡で自然光を取り込むものや、白熱球光源のものが主流でしたが、観察対象に光を集めて使う構造から一緒に熱も集めてしまい、観察や撮影に時間をかけすぎているうちに観察対象が乾燥してしまう難点がありました。

白熱光源の熱の焦点を観察対象からずらす特殊な方法も有るようですが、これが結構手間と技術を要するようで、顕微鏡観察の機会の多い一部の人たちの間でしか普及していなかったのではないかと思います。

その点LED光源は熱の発生もずっと少ないため、スライドグラスとカバーグラスの間の水滴が観察中に干上がってしまうという事はまずありません。

閑話休題。

スライドグラスの上に撮影対象を置き、カバーグラスを載せ、明るさを調整、ピント調整と進めて撮影。

デジイチの設定はホワイトバランスはオート、絞り優先で撮影しています。

Mikuro_sanpuru

次にそのピント、明るさのまま観察対象からスライドして、何も見えない位置でも撮影します。

この何も見えない位置での撮影画像を「補正画像」として使います。

Hoseiban

光の当たり方の片寄りやレンズに付いた取り切れないゴミや汚れをキャンセルするためのもので、天体撮影におけるダーク/フラット補正・ホット&クールピクセル除去と似たようなものでしょうか(笑)。

観察対象画像と補正画像を減算で処理すると、こうなります。

Enzan

これをネガ反転。

背景の緑っぽい色もキャンセルされています。

Hanten

レベル補正していきます。

Hosei

ま、根がズボラでいい加減ですから、とことん追い込んでいくことなく自己満足(苦笑)。

これに、別途用意してある「視野枠gif画像」をコンポジットし、

Siya

最後にデータを入れて完成としています。

花びらの撮影では補正画像を使うと、却って崩れた画像になってしまうので、この手順は省略して直接レベル補正していきます。

さて、上記の画像は7月19日に採取,撮影した花粉の400倍画像ですが、どんな花の花粉でしょうか?

答えは明日ブログにアップの予定です。

2020年7月22日 (水)

今日の太陽2020/7/22

濃い雲、薄い雲、靄のような雲が入り乱れています。

そんな中、今日も撮影強行。

今日はAZ-GTi関係ではありません。

昨日午後、みゃおさんからのコメントで、黒点が出たとの情報をいただきました。

この時はコメントに気が付いたのが夕方だったので実物は見られず。

そして今日、一足先に撮影されていたかひちやうさんからも、黒点出ているとのメールをいただきました。

嬉しいですねえ、こうして背中を押してくださる方々がいて、太陽観望&撮影が続けられているという事。

200722b31

8時方向に、無理な強調をしなくてもすぐわかるサイズの黒点です。

半暗部もあるしっかりした姿です。

200722ls29

1時、7時、10時方向にプロミネンスが見えます。

10時方向のものは観望でもすぐわかるものですが、7時方向のものは画像処理の段階で気が付いた淡さです。

雲のベールが無かったらもっとはっきりしたのでしょうが、最近のっぺらぼうが続いていたので贅沢はいえません(笑)。

2020年7月21日 (火)

今日の太陽2020/7/21

スッキリしない晴れ。

スッキリした太陽。

200721b32

200721ls40_20200722105801

4時方向の棘のようなプロミネンスが目に付くぐらい。

一昨日の木星&土星初撮りのとき、AZ-GTiが駄々をこねて自動導入できませんでした。

そのまま放置するのも気がかりなので、今日の太陽撮影に、こんな天気の時のポルタⅡ君ではなく、AZちゃんを連れ出しました。

北に向けて水平に・・・GO! やはり明後日の方角に止まります。

AZちゃんの内臓マイコンがやられたのか・・・いや待てよ、前にも不具合があって操作アプリの方をバージョンアップしたら治ったっけ。

そこで、入れてあるSynScanProをいったん削除して、前のバージョンを入れ直してみると、見事言う事を聞いてくれました。

Windowsのモバイルパソコンに入れているので、当然Windows版なんですが、どうもたまにおかしくなるようです。

もうひとつAZちゃんに関して。

電源をモバイルバッテリーから取っているのですが、先にモバイルバッテリーの電源を入れ、次にAZの電源を入れると、決まってLEDランプが激しく点滅し、Wi-Fiがつながりません。

逆に、先にAZの電源を入れてからモバイルバッテリーの電源を入れると、ゆっくりとした点滅になりWi-Fiの問題なく繋がります。

電源を乾電池からモバイルバッテリーに変更してすぐの頃は、この要領が分からず焦ったものです。

わたしには原因が分かりませんが、なんとも癖の強いAZちゃんと操作アプリです。

2020年7月20日 (月)

今年初撮りの木星と土星

昨夜19時過ぎたころから雲が少なくなってきました。

これはチャンスといつもの遺跡公園にすっ飛んでいったのですが、西空には濃い雲、薄い雲、靄のようなものがあって、肉眼はおろか双眼鏡でも今注目のネオワイズ彗星らしいものが見つかりません。

念のため50mmで絞り解放1~2秒で広めに撮影し、モニターで拡大チェックするもやはり見えず。

無いように見えても薄雲か靄のようなものが邪魔していたようです。

すごすごと帰り支度をして後ろを振り向くと、東の空に木星がキラキラ光っておいでおいでしていました。

いったん帰宅し、機材を変えていつものご近所ガレージへゴー!

今年初の木星&土星撮影です。

Mokusei_200719

Dosei_200719

動画撮影中パソコン画面に映る木星や土星が不意に暗くなります。

見えていないだけで薄雲が結構頻繁に横切っていたのでしょう。

地上は風が無く蒸し暑いけれど、上空は風の流れがそこそこあったようです。

スタックまででウェーブレット前の画像がこちら。

Mokusei

ゆらゆらボヤボヤでピント出しも難しい状態でした。

2020年7月19日 (日)

今日の太陽2020/7/19とゴーヤの花粉

確か曇り雨の予報だったはずが、早朝の強い日差しで目が覚めてしまいました。

10時ごろに雲と青空のまだら模様の中撮影したもののモザイク合成できず、青空が広がってきた11時に撮り直し。

200719ls31

昨日同様ほぼ何もない状況。

黒点も見えないので白色光画像は省略します。

話変わって・・・今年春に市の社会福祉団体からゴーヤの苗を3株頂いたのが、グリーンカーテンとなって西日を和らげてくれるようになりました。

同じネットにトケイソウも這わせているので、今はトケイソウの花とゴーヤの花が一緒に見られます。

200715_goya

原産地は熱帯アジアとされ日本には江戸時代に入ってきたようです。

子どもの頃、周りではニガウリと言っていたように思いますが、いつの頃からか世間一般にゴーヤと呼ばれるように。

沖縄の郷土料理ゴーヤーチャンプルーの影響大か(笑)。

ウリ科ツルレイシ属のつる性一年草。ちなみにツルレイシが標準和名だとか。

コーヒー豆のような花粉です。

200715_goya_100x

200715_goya_400x

今回、みゃおさんのご提案もあって、久しぶりに暗視野撮影もやってみました。

200715_goya_an_100x

それと、スライドグラスを直接雄しべにくっつけても花粉が取れないので、細筆で掻き落すようにして採取したのですが、それが思わぬ結果に。

200715_goya_bira_100x

なんと、掻き落したときに花びらにも花粉が飛び散ってくっついていたようです。

花粉と花びらのコラボ! 思わぬ拾い物画像です(笑)。

2020年7月18日 (土)

今日の太陽2020/7/18

朝方にひと雨あったのか、8時に起きだして外を見ると路面が濡れていました。

どうせ今日も降ったり曇ったりだろうと、ミクロ画像のブログアップ準備をしていると青空が・・・。

雲の間に間に薄雲をまとった青空がのぞく程度ですが、すぐに裏庭に出動!

眼視で黒点が無いことを確認の上、一応撮影。

ところが、パソコンの前に戻ると師匠から小さな黒点出てるとメールが。

え!?

無理やり強調処理してやっと見つかりました。

200718b_koku

普通処理の画像ではどうせ見えないので省略します。

200818ls32

Hα光の方も今日はすっきり大人しいお天道さまでした。

ま、お顔を拝見できただけでもありがたいと思っておきましょう(笑)。

2020年7月17日 (金)

スカシユリの花粉

梅雨の晴れ間はあっという間に終わってしまい、今日はまた雨。

お隣さんの鉢植えのスカシユリ。

鉢の名札を見せてもらって確認の上、花粉を採取なので間違いなし(笑)。

200629_sukasiyuri

ユリ科ユリ属の多年草。

ユリと言えばときに毒々しいほどの艶やかな色をまとった印象がありますが、これは「透かし」という名のように控えめな印象の花です。

日本の在来種で海岸近くの砂礫地や崖などに自生するそうです。

ユリ科にしては大人しい印象ですが、大量の花粉は間違いなくユリの特徴です(笑)。

200629_sukasiyuri100x

200629_sukasiyuri400x

2020年7月16日 (木)

今日の太陽2020/7/16

曇り時々晴れ。

前回太陽画像を上げたのが7月5日ですから、10日以上開いてしまいました。

多少雲はあっても無理しないわけにはいきません。

200716b30

相変わらず無黒点でした。

200716ls32

しかし、Hα光の方は収穫です。

4時方向の小さなプロミネンスは眼視でも見えていましたが、8時方向の淡く大きな方は画像処理するまで気が付きません。

最近天文ショップで箱を開けて商品写真を撮っただけという、新古品のBORGの1.4xテレコンバーターDGを見つけました。

前から欲しいとは思いつつ手を出せずにいたのですが、新品販売より6000円ほど安いのを見てすぐにポチリ。

これをminiBORG60EDにセットするとf490mm/F8.2になります。

太陽撮影時にLUNT60THaのf500/F8.3とほぼ同じ条件となり、接眼鏡を共通で使えることになります。

今日の白色光はこの焦点距離で撮っています。

2020年7月15日 (水)

アガパンサスの花粉

終日曇りかなと思っていたら、夕方近くなってから降り出しました。

昨日と逆の展開です。

毎年咲き、毎年撮っていたのが、去年はなぜか不発に終わり、近所の街路樹の周りに咲いていたものを採取していましたが、今年は我が家でもアガパンサスが花を付けました。

200624_agapansasu

南アフリカ原産の多年草ですが、あらためて調べてみて困ったことになりました。

Wikipedia ヒガンバナ科アガパンサス属

NHK趣味の園芸 ムラサキクンシラン科ムラサキクンシラン属(アガパンサス属)

GARDEN STORY ユリ科アガパンサス属

属に関してはアガパンサス属に間違いなさそうですが、それより大きなくくりの科がバラバラです。

他にもいくつかのサイトをあたってみましたが、上記3つのどれかを記載しています。

ちなみにクンシランもムラサキクンシランもヒガンバナ科で、アガパンサスの和名が紫君子蘭とか!

アガパンサス君、君は一体何者かね?

200624_agapansasu100x

200624_agapansasu400x

2020年7月14日 (火)

ムラサキツユクサの花粉

夕方近くになってようやく雨が上がり、ようやく薄日が差したと思ったら、すぐに夕闇が迫って薄暗くなってしまいました。

今日もお天道さま拝めずです。

近所の草むらに咲いていたムラサキツユクサ。

200618_murasakituyukusa

北アメリカ原産、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草。

これも名前から日本の在来種かと思っていたら、舶来品種だった。

ツユクサ科に共通の「柿の種」のような形の花粉です。

200618_murasakituyukusa100x

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200618_murasakituyukusa_bira100x

2020年7月13日 (月)

ガウラの花粉

終日雨。

新たな散歩コースで見つけた花。

ガウラという名前はちょっと怖いイメージですが、和名では山桃草。

200618_gaura

見た目が小さな白い蝶が群れて飛んでいるよう見えることから、白蝶草(ハクチョウソウ)ともいうそうです。

北アメリカ原産のアカバナ科ガウラ属(ヤマモモ属)の多年草。

アカバナ科に共通の三角形をした花粉ですが、花径3cmほどの小さな花なのに花粉がでかい!

200618_gaura100x

200618_gaura400x

200618_gaura_bira100x

 

 

2020年7月12日 (日)

アジサイの花粉

今日はほぼ1日曇り、時折日差しが漏れるものの、観望できるほどで無し。

散歩コースに咲くアジサイの花粉を採取してきました。

200618_ajisai

アジサイとひとくちに言っても品種改良が盛んで、いろんな姿のものがあるようですが、日本の原種はこの写真のようなガクアジサイだそうです。

アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。

しかしアジサイというと、私はこっちの方を思い浮かべてしまいます。

これは手まり咲きというそうです。

200624_ajisai2

見慣れたこちらは我が家にも植えてあるのですが、昨年からはばかりながら葉ばかりで花が咲きません。

肥料もやらず放置しているからでしょうか。

こちらはご近所に咲いているのを採取させてもらいました。

で、今回は両方の花粉を見比べてみます。

ガクアジサイの花粉(6月18日採取)。

200618_ajisai400x

よく見かけるほうのアジサイ(6月24日採取)。

200624_ajisai400x

似ています。

というより、光の当たり具合の違いだけでほとんど一緒です。

400倍でもこれですから、花粉としては小さい部類です。

なお、ご存知かと思いますが一般に花として見ているのは実はガクが発達した装飾花で、ガクアジサイでは真ん中に寄り集まっている小さな花序が花で、ここに花粉があります。

また、手まり咲きでは装飾花の中心に花序があり、そこに花粉があります。

ガクアジサイの方が花びらを採取しやすいのですが、それでも小さくてその割に肉厚なので、生物顕微鏡の透過光観察には不向きでした。

2020年7月10日 (金)

ムラサキゴテンの花粉

相変わらず降っています。

今日は庭の鉢植え、そこからこぼれ落ちたのか、お隣さんとの隙間通路にも咲いていたムラサキゴテン。

200616_murasakigoten

何か雅で高級感を漂わせる名前ですが、原産地はメキシコ。

昔はセトクレアセアとも呼ばれていたそうです。

ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草の観葉植物です。

200616_murasakigoten100x

200616_murasakigoten400x

試料をスライドグラスに載せるためピンセットで挟んだだけで、壊れてしまうほどヤワな細胞でできた花びらでした。

200616_muraskigoten_bira40x

2020年7月 9日 (木)

サツキの花粉

どんよりとした空から雨が降ったり止んだり。

暑くはないけれど蒸します。

季節外れですがサツキ。

200610_satuki

玄関側に咲いていたものは昨年枯れてしまい、これは散歩の途中で見かけたもの。

日本原産のツツジ科ツツジ属の常緑低木ですが、実のところツツジとの違いがよく分かりません。

4月~5月頃に咲くのがツツジで、それより約1か月遅く咲くのがサツキと、漠然と分かっているぐらいです。

嫁さんが言うにはツツジの葉には細かな産毛が密生し粘着感があり、サツキの方は葉が小ぶりでつるっとした表面をしているとの事。

そう言われればそうかも・・・。

少し角の取れた小石といった風情の花粉もツツジと似ています。

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200610_satuki400x

ついザクロの実を連想してしまう花びらの表面(笑)。

200610_satuki_bira100x

2020年7月 8日 (水)

少し高度があるM16 写真追加しました

午前5時ごろの激しい雨音に目が覚めてしまいました。

二度寝できそうにないので、放置してあったもうひとつの散光星雲の処理をすることに。

M16 わし星雲。

M16__200621x6

裏庭でも少し高度があったので、90秒露光21枚セットしたんですが甘かった。

使えたのは最初の6枚だけで、7枚目からは壁の影が徐々に侵食していました。

何度か画像処理の試行錯誤を繰り返し、最後にいつもの最強の画像処理を施して完成。

最強の画像処理とは何かって? 夜目遠目傘の内って言うでしょ(笑)。

画像を小さく表示することですよ(苦笑)。

住宅地の撮影でコンポジット枚数も少ないので、と、いつものとおり開き直ってトリミング画像も晒しておきます。

M16_hebi_200621

 

追加写真は日暈。

10時を過ぎたころから日差しが出てきました。

それならばと、太陽を撮るつもりで出てみましたが、薄雲が広がって撮影は難しそう。

それよりも日暈が出ていたので、電線を避けてそっちを撮りました。

200708_higasa

画像処理で彩度を上げてみました。

右下に飛行機雲が見えます。

拡大してみると・・・飛行機が見えますね。

200708_hikouki

撮ってるときは構図に収まるよう日暈の方に気を取られていて、気が付かなかったなぁ。

2020年7月 7日 (火)

裏庭からは厳しいM8、M20

曇り時々雨。

6月20日、梅雨の晴れ間に裏庭から低いところを狙ったものをしばらく発酵熟成してから、今日ようやく仕上げました。

しばらく画像処理を怠けていたら、手順を忘れかけていました(苦笑)。

M8 干潟星雲と、

200620_m8x2_ite

M20 三裂星雲。

200620_m20x2_ite

どちらも近所の屋根から出たと思ったらすぐにテレビアンテナに引っかかり、それを脱したらすぐにお隣の家に隠れ去ってしまいます。

そんなわけでそれぞれ各30秒を2枚だけのコンポジットという荒業です。

背景の荒れは隠しようもありませんが、それでもそれらしく写ってくれるところは、さすが明るい星雲。

2020年7月 5日 (日)

今日の太陽2020/7/5

昼頃から思いがけない晴れ間。

早速玄関側にて観望と撮影。

200705ls33

7時~8時方向に目立つプロミネンスあり。

北半球にはダークフィラメントが2か所出ています。

画像処理が終わったところで、かひちやう師匠の部屋を覗きに行ったら、なんと黒点が出ていると!

今処理したばかりのマイ画像にはそんなもん写っとらんがね!

撮影の時間差約30分の間に現れた? まさかそんなことが・・・。

念のためマイ画像をグググっと強調処理していくと・・・。

200705b29

確かにありました。

でもこんなの事前に知ってなければ普段の処理では絶対見つかりませんよ。

ここまで強調してやっとですから・・・ふ~。

2020年7月 4日 (土)

コンボルブルスの花粉

ずう~っと雨が降り続いています。

散歩コースから少し離れたお家の玄関先に咲いていた蔓性の花。

200607_konboruburusu

写真を撮った後、家の方の了解を得て花を採取し、名前を教えて頂きました。

ブルーカーペット。

家に帰ってパソコンでネット検索すると、ヒノキ科の(コニファー)の別の画像がたくさん出てきますが、それに混じって目的の花の画像も。

画像をクリックして調べると、コンボルブルスという名前だとわかりました。

しかし、コンボルブルスにもたくさんの仲間があるようで、ブルーカーペットの別名を持つのは、コンボルブルス・サバティウスのようです。

ちなみにコンボルブルスは「巻きつく」という意味だそうで、蔓性の植物にぴったり(笑)。

地中海沿岸が原産のヒルガオ科セイヨウヒルガオ属(コンボルブルス属)の常緑多年草。

ところが、セイヨウヒルガオ属にも1年草があるという事ですから、ほんと植物の分類は奥が深い。

200607_konboruburusu100x

200607_konboruburusu400x

お豆さん形の比較的大きめの花粉でした。

200607_konboruburusu_bira100x

花びらの細胞は小さくて密です。

2020年7月 3日 (金)

ハルシャギクの花粉

曇りのち下り坂。

しばらくはお天道さまを拝めそうにありません。

散歩コースに自生しているハルシャギクです。

200607_harusyagiku

キク科ハルシャギク属の1年草。

北アメリカ原産で明治時代に日本に持ち込まれた帰化植物で、別名をジャノメソウというそうです。

200607_harusyagiku100x

200607_harusyagiku400x

これもまた引っ付き虫(エヘン虫?)のような花粉でした(笑)。

200607_harusyagiku_bira100x

花びらだけを見ると、蝶の羽の鱗粉のようにも見えます。

2020年7月 2日 (木)

今日の太陽2020/7/2

梅雨の束の間の晴れ間。

200702ls30

2時、8時方向のプロミネンスが目立ちます。

昨日あった4時、10時方向のものは見えなくなっています。

小さなダークフィラメントが散見されます。

2020年7月 1日 (水)

今日の太陽2020/7/1

7月になりました。

新型コロナ騒動の間にもう半年が過ぎ去ったという印象です。

曇り空が昼前から青空が見えるようになってきました。

かひちやうさんから、南東方向のリム近くに白斑があり、そこに極小黒点が出たと情報をいただきました。

200701b29

ところが私の画像では黒点はおろか、白斑もよほど目を凝らさないとわかりません。

Hα画像の方で見るとその場所に小さなプラージュがあることが分かります。

200701ls30

2時、4時、8時、10時方向にプロミネンスが出ています。

北半球のものは割合はっきりしていますが、南半球のものは淡くて見にくいかも。

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