今日の太陽 2020/3/6
本日2度目の更新。

黒点は有りません。

3時、8時方向にプロミネンスが見えます。
特に3時方向は淡いけれどたくさん出ています。

太陽を撮影するとき、単焦点レンズの前にアダプタを介してLV接眼鏡を取付ける、リレーレンズ方式で撮っています。
この方法にたどり着くまで、いろいろ試してこれがベターという感触を得、以来ずっと続けています。
ただ、白色光を撮るミニボーグ60EDは焦点距離350mm、対するHα光を撮るLS60THaは500mmなので、同じアイピースを使うと撮像に大きな差が出来てしまいます。
なので350mmにはLV12、500mmにはLV18を付けて、倍率約28~29倍の範囲内に揃えるよう収めています。
ただ、いちいち付け替えるのが面倒というか、晴れ間の少ないとき、短時間で撮影する必要に迫られたとき、これが煩わしい。
そこで以前には、観望会用に使っているセレロンのズームアイピースには接眼側にTねじがあるので、Tリングアダプタを取付け拡大撮影を試してみたことがありました。
しかし単焦点レンズを介さないぶん光の通過するレンズ枚数が減り、光量ロスは低減されるはずとの目論見が外れ、適正露光を得るためには却ってシャッター速度を落とさねばならず。
さらに得られる撮像も甘いような気がしました。
これはズームアイピースのレンズ構成が災いしているのかも、と無い知恵を巡らせて笠井の拡大撮影用アイピースを入手することに。
SV32/52°というこのアイピースも接眼側にTねじがあり、Tアダプターを介して直接カメラとドッキングでき、さらに接眼レンズとカメラ受光部との距離がスライド可変できるので、撮像の拡大率が変更できる・・・と謳ってあります。
昨日届いたので早速今日試してみました。
結果は・・・今日の撮影データを見て頂ければ一目瞭然・・・使える代物ではなく、今までの構成に戻して撮り直し。
SV32は、約30mmほど繰り出して可変できる仕組みにはなっていますが、実際にはピントが合う範囲での可変は10mm弱。
とてもこの1本で両方の望遠鏡に併用とはいかず、ほかの用途に使うことを考えますが、無駄な買い物をしたようでガッカリ。
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コメント
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悠々遊さん、再びこんばんは。
お天道様の状態は相変わらずですね。
黒点撮影とHα光撮影のダブル撮影は大変ですね。
私もズームアイピースでのお月様拡大撮影結果がイマイチで、結局は「滅多に出撃無し機材」になってしまいました。
笠井にもあるんですね。
知らなかった。
やはりレンズが増える分の減光は、この世界の撮影には影響が大きいですね。
でもお天道様ほど明るくてもダメだとは驚きました。
投稿: layout3 | 2020年3月 6日 (金) 22時50分
layout3さん、ダブルコメントありがとうございます
晴れているけれど水蒸気の多そうな白っぽい青空でした。
こんな日のテスト撮影だから、結果もよろしくないのかと思いましたが、いつものやり方なら、それなりの結果が出せたので、これは今のまま続けるしかなさそうです。
笠井の拡大撮影用アイピースはズームではないけれど、簡単な機構で軽くて拡大率が変えられるのが魅力、と信じたのですが、実際に使ってみないとわからないことがありますね。
投稿: 悠々遊 | 2020年3月 7日 (土) 00時30分
悠々遊さん、こんにちは。お天気いかがですか。
私は単一機材(安物のP.S.T.)の太陽全面撮影のみに限ってるので滅多に付け替えませんが、ごくまれに拡大するときはアイピースごと入れ替えるため、色々面倒ですね。セレストロンのズームアイピースも使いましたが悠々遊さん同様の結果です。というより、拡大率やバックフォーカス確認のために購入したアイピースなので常用してません。今回悠々遊さんが笠井アイピースで苦い思いをしたことを事前に懸念したからです。私はすべてTアダプタで付けられるアイピースに統一しており、微調整はTリングで行ってます。
例えば1.5倍程度のバローを挟む方法はいかがですか?合焦や画質劣化は分かりませんが、350mm×1.5=525mmでLUNTと同程度になるので、アイピース18mm共用で使えそうです。あるいは、アイピースで無駄な出費するくらいなら、いっそカメラの二台持ちという手もありますね。
投稿: みゃお@ほんのり光房 | 2020年3月 7日 (土) 10時21分
みゃおさん、こんにちは
先ほど今日の撮影を終えたところで、これからRAW現像処理にかかります。
笠井のアイピースは事前にネットでリサーチしてみたんですが、これといった情報が無く一抹の不安を抱えての選択でした。
それでも単焦点なのでズームアイピースよりはましかと期待したんですが(苦笑)。
無駄にはしたくないので、観望会で参加に撮影して見せる使い方を考えます。
1.5倍バローは前々から選択肢の最右翼で探しているのです。
数年前までは扱っていたはずですが、最近はどこも扱っていないようで見つかりません。
2~5倍ものは腐るほど目に付くのに(苦笑)。
投稿: 悠々遊 | 2020年3月 7日 (土) 10時42分