星座を作る星83 いっかくじゅう座アルファ
星座を作る星83回目は、いっかくじゅう座α星
フラムスティード番号26
距離約144光年
眼視等級3.9
絶対等級0.7
スペクトル型K 橙
半径9.6R
質量2.3M
光度55L
表面温度約4,850k

おおいぬ、こいぬ、ふたご、オリオンと、冬の代表格に取り囲まれながら、そこだけぽっかりと穴が開いたように目立たない星座が、いっかくじゅう座です。
目立たない星座の目立たないα星ですが、スペックを見比べると前回紹介のふたご座α星ポルックスと似た数値が並びます。
4倍強の距離差を考慮すると、ポルックスの兄貴分といったところでしょうか。
いっかくじゅう座α星はスペクトルが安定しているので、巨星の分光観測の標準星とされているそうです。

星座や恒星自体は目立ちませんが、天の川に沿った領域にあるので、星雲や散開星団には恵まれた星座です。
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悠々遊さん、こんにちは。
ここ数回の星が大きく見えていたので、すっごく小さく感じます。
でも実際には大きいんですよね。
見かけで判断してはダメですね。
(笑)
投稿: layout3 | 2020年2月12日 (水) 12時14分
layout3さん、こんにちは
αやβといっても1等星と違って暗い星ですから、みすぼらしく見えてしまいますね(苦笑)。
1、2等星には限りがあるので、またしばらくは馴染みのない星が続きます。
昨夜は良く晴れていましたが、今日は曇りがちです・・・。
投稿: 悠々遊 | 2020年2月12日 (水) 14時16分
赤道儀ですと、プロキオン→αMon→M46・M47がほぼ同一赤経なので、メシエ天体導入の際は個人的に馴染みが深い星です。2度くらいの視野の場合はシリウスから辿るよりズレないんですよ。
投稿: みゃお@ほんのり光房 | 2020年2月12日 (水) 17時04分
みゃおさん、こんばんは
コメントありがとうございます。
なるほど、今まで気が付きませんでしたが、そういう辿り方があったんですね。
ただ、住宅に囲まれた裏庭観望所では4等級はほぼ見えないので、M天体もほとんどは自動導入のお世話になっています(笑)。
投稿: 悠々遊 | 2020年2月12日 (水) 18時02分
私も住宅街観望なので似たような環境ですよ。だから「見える星→5・6等星導入→もっと暗い天体」といった方法が自然に身につきます。自動導入使ったことありませんが、15等以下の銀河だって同じ方法です。長年で身に染みてます(笑)
それに街中の小学校などから観望会を依頼されたら、どんな環境でも対応しなきゃならないですもんね。悪天でわずかな晴れ間しかないときでもファインダー見ながら数秒あれば位置特定できるので、自動導入より圧倒的に速いです。
投稿: みゃお@ほんのり光房 | 2020年2月13日 (木) 08時49分
みゃおさん、こんにちは
確かに手動導入に慣れると、導入速度1万倍速なんて言いますね(笑)。
私はズボラな性格の上、物覚えも悪いので、目に見える対象以外はついつい自動導入に頼りがちです(苦笑)。
投稿: 悠々遊 | 2020年2月13日 (木) 09時14分