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2020年2月25日 (火)

星座を作る星94 おおぐま座ベータ

雨は降っていませんがどんよりと重たく薄暗い朝です。
星座を作る星94回目は、おおぐま座β星メラク
フラムスティード番号48
距離約79光年
眼視等級2.3
絶対等級0.4
スペクトル型A 白
半径2R
質量3M
光度60L
表面温度約9,000k
_200204x21_20200225092501
おおぐま座のバイエル符号は北斗七星のひしゃくの端から順につけられていて、β星メラクは端から2番目の星です。
端の星α星ドゥーベの方向に視線を伸ばし、その先を約5倍伸ばしたところに北極星があるのは、星好きには周知の事実。
しかし恥ずかしながら、逆にドゥーベからメラクの方向に約7倍伸ばした先にしし座α星レグルスがあるというのは、今回の下調べで初めて気が付きました。
今回も周辺の系外銀河をチェックしてみました。
_200204x21_20200225092502
画像の端の方は像の劣化が邪魔をしますが、中心に近いところなら13~14等級も見分けられます。
特定には「NGC・IC天体写真総カタログ」を活用しています。

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コメント

悠々遊さん、こんにちは。
北斗の柄杓(αβγδ)と、獅子の大鎌(?の逆向きでナテハマーク)が線対称のように感じます。だから、柄杓が口を開けている北極星とは反対側にしし座がいる、と思っていました。ドゥーベ→メラクの向きに注目したのはさすがですね。

通信環境が許せば、オンラインの星図も良いですよ。私はよくsky-map.orgを利用してます。暗い銀河の実写星図が表示できますから、眺めるだけで楽しいですよ。

ドゥーベならbeta UMaなので、下記の様に「object=」の後ろに「beta UMa」と書けば表示できます。(※Webの決まりで、URLアドレスでは半角スペースが勝手に%20に変換されます。)

http://server7.sky-map.org/?object=beta%20UMa&zoom=6&show_box=1&box_width=600&box_height=400&box_var_size=1&img_source=DSS2

四角枠は悠々遊さんの望遠鏡におおよそ合わせてあります。恒星や銀河にマウスを重ねると(クリックしない)情報表示できます。

この他、赤経赤緯座標やNGC番号などで表示させることもできます。写真星図ではなく一般的な星図にも変更可能です。よかったら色々使ってみてください。長々と失礼しました。

みゃおさん、おはようございます
sky-map.org早速見ました。
写真星図は分かりやすいし遊べそう(笑)。
星座を作る星シリーズを書く過程で調べ物をするので、新たな発見や学び直しが出来ています。
ただ元来脳の記憶容量が少なく、覚えたしりから忘れているので、新たな感動は体験できても知識の総量は増えていません(苦笑)。

Web星図が活用できそうで何よりです。小銀河の等級が分からないなど短所もあるけれど、便利さのほうが勝りますね。

私もたくさん忘れますよ。人は忘れることで生きて行ける面もあるから、気にしません。何度でも「また覚え直す楽しみがある」「今まで知らなかった発見があるかも」って考えればいいんですよ。覚えたり調べるのが面倒になったら、もう堕ちるだけの人生になってしまいますから、そこは負けないように行こうと思います。

みゃおさん、こんばんは
仰る通りですね。忘れる生き物だからこそ忘れても大丈夫なようにメモを取ったり、記憶装置を発明したりするんですから(笑)。
人より忘れるのが速い気はするのですが、そんなに気にしているわけではありません。
また、今のところ好奇心は強いほうですから(笑)。
何事につけて好奇心と想像力を失ったらつまらない人生になるでしょうね。

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