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2020年2月11日 (火)

星座を作る星82 ふたご座ベータ

星座を作る星82回目は、ふたご座β星ポルックス
フラムスティード番号78
距離約34光年
眼視等級1.2
絶対等級1.1
スペクトル型K 橙
半径9R
質量1.8M
光度46L
表面温度約4,900k
Futago_b_200204x21
ふたご座β星ポルックスは、冬の大三角、冬のダイアモンドの両方の構成要素である1等星です。
見た目はα星カストルより明るいけれど、距離がより近いためで絶対光度ではこちらの方が暗めです。
質量が太陽の約1.8倍、半径が同約9倍のスペック、5,000度未満の表面温度から、赤色巨星への進化途上ではないかと考えます。
岐阜県の揖斐地方では昔ポルックスを「きんぼし」、カストルを「ぎんぼし」と呼んでいたという記録が残っているそうです。
前回α星カストルをアップしたところ、ブログ「ほんのり光房」のみゃお様から、貴重な画像を提供いただきました。
200209castor_m
右下がカストルA、左上がカストルB、下の方にある暗い星がカストルCで、それぞれが分光連星という6重連星。
百聞は一見に如かずといますが、画像で見ると分かりやすいですね。
GS200RCに2倍バローを付け、PCカメラにてABとCで露光を変えて撮影されているとの事です。
F値の暗い小型望遠鏡では、さすがにCは難しいかもしれませんが、一度はチャレンジしてみたいです。

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コメント

悠々遊さん、こんにちは。

ポルックスって双子座の弟の頭の部分ですね。
知っている星でホッとしました。
カストルの貴重な画像を入手できてよかったですね。
コレは凄いですね。
驚きました。

layout3さん、こんにちは
自動導入の際の基準星のひとつでもあるポルックス。
こちらは連星ではないのでちょっぴり寂しそうです(笑)。

カストルCまで写っている画像には驚きました。
反射鏡スパイダーの光条もアクセントでいい雰囲気です。

こんにちは
今の時期、見上げればふたご座がすぐ目に入りますが言われてみれば頭な部分のポルックスとカストル、どちらがどちらか一瞬迷ってしまう(笑
ふたご座だけに似ていて分からない。

テナーさん、こんばんは
最近は星雲星団銀河よりも恒星を積極的に撮っています(苦笑)。
おかげで少しだけ恒星に詳しくなりました(笑)。

掲載ありがとうございました。悠々遊さんの記事につられてフラリと撮った画像なので自由に使ってください。C系まで一緒に写してる画像は少ないと思います。

撮影は難しいけれどA系B系の二重星は眼視で楽しめますね。C系も暗すぎるわけではないから見えると思います。私は昔6cmか8cmの長ーい屈折で見たことあります。明るいからドドーンと倍率上げて大丈夫。口径よりもむしろちゃんと光軸調整されてるか等のほうが大事ですね。あとは空次第です。

みゃおさん、おはようございます
ご好意に甘えて早速アップさせていただきました。
小口径でも高倍率をかければCまで見える可能性はあるわけですね。
俄然ファイトがわいてきました(笑)。

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