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2020年2月22日 (土)

星座を作る星92 しし座ガンマ

星座を作る星92回目は、しし座γ星アルギエバ
フラムスティード番号41
距離約126光年
眼視等級2
絶対等級-0.6
スペクトル型K 橙
半径32R
質量1.2M
光度320L
表面温度約4,300K
_20024x21
しし座の首のあたりにあるγ星アルギエバは、2等級のK型巨星と3等級のG型巨星の連星系です。
主星と伴星どちらも明るいので小口径の望遠鏡でも観望できますが、離角が約4.4秒と接近しているので倍率を高くする必要がありそうです。
かく言う私はまだ連星として観望したことはありませんが、橙色と黄色のペアは黄金連星という愛称でも呼ばれています。
 
ところでこの画像を処理していて、見どころがほかにもあることに気が付きました。
アルギエバの左の方に系外銀河のペアが写っていたんです。
_20024x21_20200222140001
ステラナビゲータの星図と見比べながら特定していくと、それ以外の銀河も見つけました。
ISO800、わずか30秒の露光で14等級の系外銀河まで写っていたんです!
驚きでした。
最近コメントをいただいている、ほんのり光房のみゃおさんのアドバイスに刺激を受けて、星図と見比べるようになったんですが、この時期の画像には思いのほか系外銀河が写っているものです。
今まで見過ごしてきましたが、新たな楽しみが加わりました(笑)。

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コメント

悠々遊さん、こんばんは。

「星座を作る星シリーズ」が思わぬところで「春の銀河祭り」に転身!
おめでとうございます!
新月期間も始まったばかりですから、この調子でジャンジャン行きましょう!
私はボチボチ行きます…。
(苦笑)

layout3さん、こんばんは
ありがとうございます。
拾い物の銀河祭り参加になりました(笑)。
今は画像処理するたびに星座と見比べていますよ。
夜遊びが待ち遠しい(笑)。

ついに!新たな境地(?)へ足を踏み入れましたね(笑)
北天はおおぐま座から、南天はうみへび座に至るまで、春の夜空にはどこを撮っても銀河が写るような宇宙が広がってます。根を詰めすぎないように、のんびりと、思う存分楽しんでくださいませ。(暗くて見辛い小銀河は白黒反転するとよく分かりますよ。)

みゃおさん、こんばんは
はい、アドバイスをいただいたおかげで、目の前が少し開けた印象です。
星図と見比べるのが楽しくなりました(笑)。

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