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2020年1月

2020年1月31日 (金)

今日の太陽 2020/1/31

2日連続で撮影できました。
200131b26
見えにくいかもしれませんが、3時方向に小さな黒点がまだ健在です。
200131ls27
5時方向、8時方向にプロミネンスも健在。
200131ls
オマケです(笑)。

2020年1月30日 (木)

今日の太陽 2020/1/30

お待たせしました!
って、待ってない?
まあそんなつれないことは言いっこなしで(苦笑)。 
Photo_20200130171201
厚い雲が切れるのを首を長くして待ち続け、ようやく西に傾いたころにチャンスが。
0130_20200130210501
と、その前に中天に姿を見せたお月様を撮って、久しぶりの肩慣らしに。
200130b26
数日前から黒点が出てるとの情報を得ていたので、ようやく待ちに待ったご対面。
200130ls25
雲から出たり入ったりするのを避けながら、Hα光もGET!
目視では8時方向のだけわかりましたが、こうして処理してみると3時方向、5時方向にも小さなプロミネンスがたくさん出ていました。
Photo_20200130171401
これは昨夜18時40分過ぎに玄関を出たとき目に飛び込んできたお月さんと金星。
すぐにカメラを取りに戻り、蜘蛛の巣電線を避けて玄関下にて撮影しました。

2020年1月29日 (水)

星座を作る星79 こいぬ座ベータ

星座を作る星79回目は、こいぬ座β星ゴメイサ。
フラムスティード番号3
距離約170光年
眼視等級2.9
絶対等級-0.6
スペクトル型B 青白
半径4R
質量3Mより大きい
光度250L
表面温度約11,500k
_191224x21_20200129085701
こいぬ座β星ゴメイサは、α星プロキオンよりも大きく明るいB型主系列星ですが、15倍ほども遠くにあります。
太陽の125倍もの速さで自転していて、楕円に膨らんだ先から放出された物質に取り囲まれているそうです。
太陽の自転は赤道あたりで約25日=約600時間ですから、ゴメイサは約5時間弱で1周。
木星の自転の約10時間の半分! 黒点やプロミネンスの観測が大変そうです(笑)。

2020年1月27日 (月)

星座を作る星78 こいぬ座アルファ

しばらくは梅雨のようなうっとおしい空が続くそうです。
星座を作る星78回目は、こいぬ座α星プロキオン。
距離約11.4光年
眼視等級0.4
絶対等級2.6
スペクトル型F 薄黄
半径2R
質量1.4M
光度8L
表面温度約6500k
_191224x21_20200127081801
こいぬ座α星プロキオンは、シリウス、ベテルギウスとともに冬の大三角を作る1等星です。
距離は約11.4光年と非常に近く、質量、半径とも太陽より少し大きい程度ですが、今後1000万年~1億年以内に赤色巨星になると考えられており、主系列星として最終段階にあるようです。
Photo_20200127082001

2020年1月23日 (木)

星座を作る星77 ふたご座ガンマ

2泊3日で沖縄観光に行ってきました。
べた曇りの伊丹から出発して着いた那覇もべた曇り。
出発前日の予報では2日目には晴れとなっていたのに終日べた曇りのまま。
3日目は早朝から快晴になった那覇を正午に発って、ほぼ曇りの伊丹に帰ってきました。
晴れたら星景写真でも、との目論見は完ぺきに外れ(苦笑)。
翌日の週間予報では、このさき冬なのに梅雨のような天気が続くと・・・。
そして今日は雨。
 
星座を作る星77回目は、ふたご座γ星アルヘナ。
フラムスティード番号24
距離約105光年
眼視等級1.9
絶対等級-0.7
スペクトル型A 白
半径4.4R
質量2.8M
光度160L
表面温度約9,200k
_191224x21_20200123095401
分離して観測できなくても分光スペクトルの観測により連星であることを検出できるという「分光連星」のひとつ。
主星はA型の準巨星で、伴星のほうは太陽と同じG型で質量もほぼ同じ。
伴星は約8.5au離れた離心率の高い軌道を12.6年周期で公転しています。
Photo_20200123095601

2020年1月18日 (土)

今日の太陽 2020/1/18

晴れたり曇ったりで今日もすっきりしない天気ですが、長らく撮影していないので強行突破。
200118b28
お天気とは裏腹に太陽表面は今日もすっきり。
200118ls27
Hα光の方は薄雲の影響ありあり。
8時方向に何やら大きなアーチがかかっているようですが、薄雲フィルターで判然としません。
200118ls
いつもの奥の手で処理すると、粗くはなりましたが少しは分かりやすくなったかな。
1時方向に小さなダークフィラメントも見られます。
強行突破の価値はあったようです(笑)。

2020年1月16日 (木)

星座を作る星76 うさぎ座ベータ

このところ早朝は晴れていても、太陽が観望や撮影できる高さに来る頃には雲が広がってしまう、といった日が続いています。
活動が大人しいので何が何でも撮影、という気持ちになれないのも確かですが(苦笑)。
 
星座を作る星76回目は、うさぎ座β星ニハル。
フラムスティード番号9
距離約160光年
眼視等級2.8
絶対等級-0.6
スペクトル型G 黄色
半径16R
質量3M
光度165L
表面温度約5,200k
_191224x19
β星ニハルはうさぎの前足の肘にある、太陽と同じG型の超恒星です。
固有名のニハルが、アラビア語の「のどの渇きを癒しはじめたラクダたち」からきているというのは、なんだか愉快ですね。
Photo_20200116133201

2020年1月13日 (月)

今日の太陽 2020/1/13

晴れ。
残念なことに、またまたすっきりお天道さまに戻っちゃいました。
200113b31
ありません。
200113ls31
ありません。
200113ls
え? ちょっと待って・・・2時方向に何かありましたよ(笑)。
という寂しい状態でした。
期待するとダメなんですねぇ。

2020年1月11日 (土)

今日の太陽 2020/1/11

朝のうちは雲があったものの、次第に晴れてきました。
200111b30
黒点は見当たりません。
200111ls30
10時方向に中規模のプロミネンスが見えます。
今日はこれが見られただけでも満足(笑)。
200111ls
1時方向にダークフィラメントも見えます。

2020年1月10日 (金)

今日の太陽 2020/1/10

青空の広がるときもありますが、概ね曇り空です。 
200110b24
朝、かひちやうさんから黒点出たとのメールいただきました。
晴れるのを待って観望しましたが、眼視ではわからず。
写真でも3時方向に白斑はかろうじてわかるのですが、黒点は確認できず。
口径60mmには荷が重かったか。
200110ls30 
Hα光でもプラージュがあることは分かります。
10時方向に目立ったプロミネンスあり。
4時方向にも薄く大きなものが出ていますが、眼視では気が付かず。
200110ls
この処理をすると、8時方向にも小さなものが出ているのが分かります。

2020年1月 9日 (木)

今日の太陽 2020/1/9

早朝のみ晴れて、以降は曇りや小雨の合間に陽が射す状況。
200108b21
黒点は見当たりません。
この白色画像は実は昨日のもの。
昨日は強風が吹き荒れ、雲の流れが速い1日でした。
なんとか白色光だけは撮影したところでジ・エンド。
200109ls30
今日は雲の間隙を縫ってHα光を優先して撮影したのですが、案の定、ミニボーグに乗せ換える間もなくすっかり曇ってしまいました。
200109ls
プラージュが3か所に見られます。
南半球のダークフィラメントは小さく薄くなりました。
3時、4時、11時方向に小さなプロミネンスが認められます。
2日がかりで白色光とHa光のペアの撮影でしたが、めぼしい収穫はありませんでした。

2020年1月 8日 (水)

星座を作る星75 うさぎ座アルファ

朝から雨。
星座を作る星75回目は、うさぎ座α星アルネブ
フラムスティード番号11
距離約1280光年
眼視等級2.6
絶対等級-6.6
スペクトル型F 薄黄
半径70R
質量8~10M
光度13,000L
表面温度約7,400k
_191224x21_20200108090201
オリオン座の足元にうずくまるうさぎ座の、α星の固有名アルネブは、うさぎを意味するアラビア語からきているそうです。
距離はヒッパルス星表に依拠していると思われる、アストロアーツのステラナビのデータでは1280光年ですが、Wikipediaでは2200光年としています。
絶対等級のデータはWikipediaから転載しているので、倍近い距離の差があると、距離に依拠する絶対等級に影響が出ます。
1280光年が正解だとしたら、アルネブの絶対光度はもっと明るいことになるでしょう。
ヒッパルコス衛星ではおよそ150au(≒約500光年)までの約12万個の恒星について、1/1000秒以下の精度で年周視差が測定されているとのことですが、それより遠方の星についての年周視差(=距離)は、かなりあいまいだと考えておいたほうがよさそうです。

2020年1月 7日 (火)

朝焼けでした

朝の支度をしているとき、ふと窓の外を見ると朝焼けの茜色がきれいでした。
_200107
家の中から外を見ていた猫のジジも、この茜雲を見ていたのでしょうか。
_1320
聞いても返答無し(笑)。

2020年1月 6日 (月)

今日の太陽 2020/1/6

快晴から次第に曇り空に。
200106b28
黒点はまだありますが、目視ではわかりません。
昨日まではまだしっかりしていたようですが、曇りで撮影できず。
今日は画像処理を強く掛ければ、やっと出てくる程度の淡いものでした。
200106ls30
黒点のところにあるプラージュも目立たなくなりました。
2時方向、4時方向、7時方向に目立つプロミネンスを確認。
9時方向にも淡いものがあるようです。
200106ls
上掲の画像に、これまで使ったことのないコマンドでお試し処理を追加してみました。
9時方向のプロミネンスや6時過ぎ近くの目立たなかったダークフィラメントが、はっきりしてきました。
たまには新しい冒険も必要ですね(笑)。

2020年1月 5日 (日)

星座を作る星74 いっかくじゅう座ベータ

星座を作る星74回目は、いっかくじゅう座β星。
フラムスティード番号11
距離約690光年
眼視光度3.8
スペクトル型B 青白
質量8.7M
光度3,200L
表面温度約19600k
_191224x21_20200105114101
いっかくじゅう座β星は3重連星で固有名がありません。
太陽の6.2倍の質量を持つB星と同6倍のC星が約590AUの距離を4,200年周期で公転していて、そこから約12,000AU(約0.2光年)の距離のところを同8.7倍のA星が約14,000年かけて公転しているそうです。
690光年先で0.2光年離れているだけでは、小望遠鏡では分離は難しいでしょうね。
Photo_20200105121501

2020年1月 4日 (土)

今日の太陽 2020/1/4

雲が多くてすっきり晴れ間が出来ず、撮影を始めたのは電線に掛かってしまってから。
電線の影の影響が避けられませんでした。
200104b29
30倍目視では見つけられず、消滅したかと思っていましたが、画像処理したら黒点は健在でした。
良かった良かった。
200104ls27
1時方向、3時方向に目立ったプロミネンスあり。
プラージュもまだ確認できます。

2020年1月 3日 (金)

今日の太陽 2020/1/3

曇りのち薄雲の広がる晴れ。
朝から地元の水度神社に「旧年中の無事のお礼」に行き、そのまま京都の稲荷神社まで足を延ばし、「宝くじで100万円以上が当たりますように」と願掛け(笑)。
とは言っても今のところ宝くじを買っていないし、買う予定も無し。
無宗教論者の願掛けなので、まあ「罰」さえ当たらなければそれでよし(笑)。
帰ってきたらちょうど薄雲越しにお天道さまが見えていたので、休む間もなしに観望と撮影をば。
200103b28
黒点が前日よりはっきりしてきました。
200103b
これだけでもすでにご利益があったようなもの(笑)。
200103ls28
黒点のところのプラージュは薄くなってきました。
2時方向、7時方向、9時方向に目立つプロミネンスあり。
なかでも9時方向のものは今年最大です・・・まだ3日目ですが(笑)。
水度神社さんありがとう。
お稲荷さんありがとう。
そしてお天道さんありがとう。
今年は感謝で1年を過ごしましょう。
ついでに100万円以上・・・(笑)。

2020年1月 2日 (木)

今日の太陽 2020/1/2

晴れ。
200102b29
元日に8時方向の縁に現れた白斑に黒点が出ました。
200102b
全体像では見にくいのでトリミングします。
小さいですが口径60mm/30倍で目視確認できました。
お天道さまからのお年玉(笑)。
200102ls28
プラージュも健在。
9時方向に小さく淡いプロミネンスが見えます。
200102ls28b
今日も新色バージョンで。

2020年1月 1日 (水)

2020年元日の太陽 2020/1/1

あけましておめでとうございます
皆様方にはご健勝で新年を迎えられたことと、お慶び申し上げます
旧年中は何かとお世話になりありがとうございました
本年も変わりませずご指導のほど、よろしくお願い申し上げます
堅苦しいご挨拶はこれぐらいにして・・・(笑)
風はさほどないのですが雲の流れは速く、晴れたり曇ったり・・・曇ったりの方が長いです。
そんな中、昼前に観望と撮影が出来ました。
200101b28
黒点は見えません。
ただ、8時方向の縁に白斑が出ています。
黒点出現につながるのか、消えた後なのか気になるところです。
200101ls32
Hα画像では明るいプラージュとして見えています。
すぐそばに小さなプロミネンスも見えます。
ごく薄いですが3時方向にも1本の細いものが出ています。
200101ls32p
新年なので新色を発表です(笑)。

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