« 2017年8月 | トップページ | 2018年7月 »

2017年11月

2017年11月30日 (木)

横綱日馬富士の引退会見について

昨日、いつも見ているニュースバラエティー番組の中で日馬富士の引退会見があり、相撲ファンではないのですが世間で騒がれていることなのでつい見てしまいました。

その中で謝罪の相手の中に暴行した相手・貴ノ岩の名前が無い事に違和感を覚えました。

理由として考えられるのは、その後の記者からの質問に答える形で、先輩力士として弟弟子に礼儀礼節を教えることは当たり前、それが行き過ぎてしまったかもしれないが、ここまで騒ぎが大きくなるとは思っていなかった、という趣旨の発言をし、引退を決断するに至る悔しさが滲んでいたように見えました。

会見後、番組内でのコメンテーターの発言や支援者へのインタビューでは、それぞれの立場考えの違いでこうも受け取り方が違うものだと改めて感じた次第。

さて、昨日の夕刊一面には「横綱日馬富士引退」の見出しが大きく出ていましたが、その記事ではなく、社会面の片隅に載った小さな記事が目に留まりました。

*****

「15歳少女を集団暴行疑い」

 都立高1年の女子生徒(15)に集団でたばこの火を押し付けるなど暴行し、公園の池に入らせたとして、警視庁少年事件課は29日までに、傷害と強要容疑などで・・・中略・・・15~19歳の高校生や無職の少年少女計7人を逮捕した。

 同課によると、7人と女子生徒は地元の遊び仲間。7人は「態度が悪いからやった。先輩にあいさつをせず、敬語を使わないので以前から頭にきていた」などと供述し、いずれも容疑を認めている。(原文のまま)

・・・後略・・・

*****

横綱3名を含むモンゴル人力士で取り囲んで、礼儀礼節がなってないと暴力で教えたという二次会の席での出来事と、この少年少女の起こした事件を、不謹慎な表現かもしれませんが興味深く読みました。

少年少女たちの仲間に対する集団リンチ事件が後を絶ちませんが、今回の大相撲界の出来事が、私には底通しているように思えるのです。

片や未成年ながら暴行容疑で逮捕され、片や横綱という立場で、世間に与えるの影響の大きさもあってか逮捕されることもない。

貴乃花親方が警察に被害届けをしなかったら、相撲協会内の身内のこととしてうやむやになっていたかもしれない。

何かすっきりしないのは私だけ?

« 2017年8月 | トップページ | 2018年7月 »