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2017年6月29日 (木)

主権者たれ

 テレビドラマで「すれ違い」シーンが繰り返されるものがある。戦後に放送され、女湯が空になったとの伝説が残る「君の名は」など、その最たるものだろう。

 根がイラチということもあるのだろうが、こういうドラマを見るとイライラして、よほど面白くない限り以後そのドラマを見ることはない。

 もちろん現実にすれ違いが起こらないわけではないが、何度も繰り返されると、あざとい作為を感じ(作品なのだから作為は当たり前だが(苦笑))、白けてしまうのだ。

 閑話休題。

 共謀罪審議や森友学園、加計学園の疑惑をめぐる、安倍政権の言動を見ていると、野党の質問・追及を何とかかわそうと、わざと論点をすり替えた答弁を繰り返し、「すれ違いを」演出しているように映る。

「批判を真摯に受け止め、誠実・丁寧に説明を尽くしたい」などと首相なこと・・・もとい、殊勝なことを言いながらも、現実にはその機会を求められても応じず、他方、問題点をすり替えた発言を繰り返す。また、そんなあざとい手法に毎回乗せられ支持率が大して下がらないのだから、国民の方もどうかしている。

 鶏は三歩歩めばそれまでのことを忘れている、というジョークがあるそうだが、国民は鶏と同じレベルか? 少なくとも時の権力者はそう考えている節がある。

「すれ違い」も「すり替え」も無い方が良いに決まっているが、この人たちの頭の中はいったいどういう構造になっているのだろう。国民の安心安全、公平公正の実現に向かっているのだろうか、それとも、自らの地位と名声と権力の維持に向かっているのだろうか。

 とかく世間は強いリーダーを求めたがるようだが、裏を返せば独裁者を求めているのと同じだ。 また、清廉潔白だが無能なリーダーより、多少悪いことをしても有能なリーダーの方が良い、という考えも世間にはある。清濁併せ呑む度量の大きなリーダーが理想像なのだが、果たしてそうだろうかと最近になって思うことがある。

 有能で強いリーダーについていくことは、自らは無責任でいられる心地よさがある。たとえは悪いかもしれないが、親に庇護された子供、狼から守ってくれる羊飼いの下にのんびり安心して草を食む羊たち。

 しかし、その親がとんでもない親だったら、子供は命さえ失いかねないし、羊たちは狼からは守られても、いずれ肉となり人間の胃袋に収まる。

 逆説めくが、我々にはむしろ正直だが頼りないリーダーの方が良いのではないだろうか。頼りないリーダーだから、選択を誤らせぬようみんなでしっかり責任を持って監視することで、主権者責任の確立した社会が形成される。誰も他人任せの逃げは許されない。

 即断即決を迫られる事態が起きた時にどうする? やはり有能で強いリーダーシップが必要ではないか? そんな疑念は当然ある。

 しかし、世間や世界を見回してみればわかるが、本当にそうした事態が生じたときは、たいていは誰がどう即断してもすでに手遅れなのだ。有能なはずのリーダーは責任を取らず、責任を押し付けられているのはいつも末端にいる者たちのほう。だから「トカゲのしっぽ切り」などという言葉が生まれてくる。

 むしろ、即断即決、一発大逆転といった事態に至らせないよう、日頃から危機管理ができてこそ有能なリーダーのはず。

 小悪党の籠池理事長や文科省職員を「トカゲのしっぽ」にして終わりでいいわけがない。

 心ならずも成立してしまったいわゆる「共謀罪法案」を有効活用するためにも、警察・検察にはまず真っ先に総力を挙げて、森友学園と加計学園の疑惑に首相官邸、内閣官房、文科省、近畿財務局、大阪府らの共謀がなかったか、徹底的に捜査していただきたいものだ。

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コメント

最近特に感じるのは、「記者クラブの存在が、安倍政権の盤石化を後押ししているのではないか?」という事。記者クラブに加盟してさえいれば、極論を言ってしまえば、取材活動を全くしていなくても最低限の情報はゲット出来る。だからこそ、記者間の熾烈な取材合戦が余り無くなり、記者クラブに留まりたいが為に、記者達が大人しくなってしまった。

野党が質問しても、全く無関係な事を持ち出したり、打ち切れたりする事で、質問に対して真面に答えない様にする安倍首相。又、記者から質問が出ても、具体的な理由を挙げる事無く、木で鼻を括った様な感じで「全く問題在りません。」を繰り返す菅官房長官。

こんなふざけた対応をしている政権幹部に対し、突っ込んだ取材が出来ないでいた記者達。でも、先日、東京新聞の女性記者が菅官房長官に対して執拗に質問を繰り出した事から、政権内の雲行きが怪しくなり出した。何でも彼女は政治番では無く、偶々政治番の記者が会見に出られなかった為、代わりに出席していたのだとか。“政治番としての御約束”を知らなかったが故に、“御約束破りの質問”を繰り出せた訳です。

そんな彼女に対し、某有名新聞社の政治記者が「余り突っ込んだ事を聞くな。そんな事をしたら、取材がし難くなるから。」とクレームを入れたとか。情けない話です。

でも、彼女が空けた風穴が、少しづつ広がって来ている様にも思える。菅官房長官の好い加減な応対に対し、執拗に質問する記者が現れて来たからです。其れが、本来の記者の姿なんですけどね。

元々、安倍晋三という人物の危うさに付いて、前回の政権時の頃から指摘していましたが、圧倒的な議席数を得て首相の座に返り咲いた彼は、「話を逸らし続ければ、数の論理で幾らでも指摘を躱せる。」、「時間さえ稼げれば、愚かな国民は直ぐに問題を忘れる。」、「支持率が下がったら、何等かのパフォーマンスを繰り出せば、再び支持率は上がる。」という術を得てしまった。

何で日本人は、こんなにも“危うさ”に付いて鈍感になってしまったのか?集団的自衛権やら共謀罪やらの必要性に付いて、政権は尤もらしい理由を挙げている。其れ等を全て否定する気は無いけれど、鵜呑みにしている人達は一度で良いから「自民党の改憲草案」を読んで欲しい。9条許りが俎上に上がっているけれど、其れと同様に「国民の権利を縛り、政権の力を強大化させる内容なのが判るから。

「憲法草案」とは、作った人間の「理想の国家像」が色濃く反映されている。即ち、自民党としては「国民の権利を縛り、政権の力を強大化させる。」というのが理想国家の在るべき姿という訳です。そういう観点を知れば、共謀罪成立をごり押しした政府の真意が判りそうなものなのに・・・。

先日、小沢一郎氏が、「此の国の国民は、危険性に対する感覚が鈍くなってしまった様な気がする。とことん迄、酷い状況に落ちないと、目覚めないのかもしれない。」といった趣旨の発言をしていました。国民の期待を大きく裏切り、結果として自民党の独裁化を生み出してしまった一端が小沢氏に在った事を思えば、「良く言うよ。」という思いも在るけれど、納得出来る点も在りました。

権力に対するマスコミの姿勢については、放送権を盾にした圧力に少なからず影響されているのではないでしょうか。
堂々と「取り消すこともできる」などと言われれば、表面上は反発して見せても、相当なプレッシャーは感じているはず。
残念ですが我が身かわいさで腰が引け、ファイティングポーズだけで終わっているのかも。
「政治的偏向」を理由に脅しをかけておきながら、一方では自分たちの意に沿った内容に「偏向」した報道をするマスコミ機関には口をつぐむなど、現政権のいびつさは独裁政権の様相そのもの。

小沢一郎氏の件で言えば、彼は田中角栄を真似たかったのでしょうが、器が小さかったということではないでしょうか。
首相を務めたり政権の中枢にいて権力をほしいままにしていた大物政治家が、引退してから国民に対し物分かりの良い発言をしていることをよく見聞きしますが、それじゃあなたが現役だった時の政権運営のやり方はどうだったのか、と言いたくなります。
子供は大人の言うこと(建前)ではなく、すること(本音)を真似て育つといわれますが、政治家にも同じことが言えるかもしれません。
先達の背中を見て権力者にとって都合の良い政治手法を学んだ結果が今に受け継がれているのでは。
安倍首相は国会答弁の中で何度も、民主党政権の失敗を引き合いに出して皮肉っていましたが、私は国民感情として「白河の 清きに魚も住みかねて 元の濁りの田沼恋しき」に似たものがあったのではないかと思っています。
青く未熟だから失敗もする。しかしそれを我慢して2大政党に育てていこう、という国民の覚悟が足りなかったのだと思います。

ご無沙汰をいたしてます。雨亭こと元アブダビです。悠々遊様はお元気になさってますか?

暫くぶりで、悠々遊さんの冷静な御意見を賜りたくて投稿いたしました。
私は元自衛官の保守志向が高い男ですが、→とか左とか関係がなく、これは政府もマスコミも国民は騒がねばならぬ民主主義を護る為に…
思うた疑惑の話をさせて頂きたいです。

稲田防衛相の辞任ですが、いや、あの人は防衛大臣としては無能な方なので、別に蓮舫さんとセットで退陣していただいて幸いなのです。
だが…辞任の理由となった事件に、一種のクーデター疑惑があるとなると、穏やかにはいられ ません。

クーデターと言っても兵も武器も動いておらず、非暴力ですが。

○前田防衛部長(陸将補佐)のNHKリーク疑惑

稲田氏が辞任したのは、自衛隊の南スーダンにおけるPKO活動の「日報隠し」ですね。
そもそもは「集団的自衛権」の確率の為に、
自衛隊員を派遣するにあたり、政府は
「戦闘地域に派遣しない」と妄言を称して送り出した事です。
私は右翼だが猛烈に怒りました!
全土が内戦のスーダンに、「戦闘地域には…」てのは詭弁であります。
それは消防庁が、「火災で殉職するような現場に消防官を送りません!」と称して、火災現場に送り込むような話であります!

北朝鮮やシナの海洋進出で、日本のエネルギーや食糧の輸入ラインが危機に至り、国防と集団的自衛権を推進せざる得ないのは解る。
しかし、明らかにその為に自衛隊員を無意味な危険に晒してます!

現地で戦闘に巻き込まれかねない隊員が、日報に「戦闘が起きている!」と書いた。
それを野党に追及された稲田氏は、その日報の提出を求められて「破棄した」と嘘をついた。
それが村田蓮舫の嘘重ねと一緒に叩かれて、
政敵二人が仲良く辞任するという喜劇!

枕が長くなりました。既に御存知でしょうが、元自衛官として怒りのあまりに買い手しまいました!

さて「破棄」されたはずの日報の電子データーが出てきた!
何処から?
陸幕です。
陸上自衛隊幕僚監部。略して陸幕!
これは他国の陸軍参謀本部に該当する。
防衛相をサポートする参謀集団です。

ぶっちゃけ、その防衛部長である前田陸将補が、電子データをマスコミのNHKに露出した疑惑が出てます!
「立派な内部告発?」て声が聞こえるが……
事は制服組(現役軍人)の「政治関与」ですよ!
民間企業の食品偽装の内部告発とは話が違う!

稲田が国民に嘘ついたのは歴然なので、内部告発をマスコミも政府も国民も追及し難いのは倫理として解るが……これはヤバ過ぎる!

現役の軍人が政治に関与してはならない!
これはシビリアンコントロール(文民統制)の基本であり、民主主義の基本でしょ?
民主主義とは言えないシナ政府ですら、国軍でなく、党の軍である解放軍の制服組は全人代の決定に口出しできない!

ところが前田陸将補は、政治介入を目的として
国家機密をマスコミ(NHK)に露出した!

現政権の転覆を目指し、防衛相と幕僚長の失脚を狙った!
これは「クーデター」です!!

確かに武器も兵も動かしていない「情報」だけです。でもクーデターだ!!

軍人は政治に関与してはならない!
口出しするならば、退役してから!
これは国際ルールです!
例え「情報」が銃弾代わりであっても。無血でも。クーデターだ!!!

でもお仲間のNHKが関わったせいか、マスコミの追及は甘くて、政府はもう云うまでもない!

おかしいでしょ?
嘘ついた防衛相は悪い!
だが、情報を利用して幕僚長と防衛相の失脚を計り、現政権の転覆を目指した!
これは「皇帝のいない8月」ですよ!

私は元自衛官の「右翼」です。左翼メディアは大嫌いだ!
それでも軍人が政治に関与するのは反対である!政権の転覆を狙うなど、もっての他!

銃弾は一発も放たれなかった!
でも、許せば次は「武器で!」となりますぜ!
悠々遊亭の隣で戦車が発砲して良いのか?

追及してるのはWebの保守ばかり!

確かに「内部告発」を護るのは必要!
それでも、これは情報による「クーデター」です。許せば次は武力行使になる!

内部告発であり、倫理的に追及し難いのは解るが、食品偽装とは話のレベルが違う!
なぜ国民もマスコミも騒がないのか?
私は元自ですが、国民に銃口を向けるなど真っ平ですよ!
電波利権、TV利権に溺れた「マスゴミ」は追及しない!
でも、自由なWebくらい、リベラルの方々も追及して欲しい!
自衛隊の幕僚が政治関与して現政権の転覆を目指した!
これは「安倍政権が嫌い」とかの問題でない!
右も左もない!
民主主義を護るかの問題です!

内部告発の芽を刈ってはならぬ!
それは解るが…現役軍人の政治関与は絶対に犯してはならない!
悠々遊さんは如何に思われますか?

雨亭さん、こんばんは
戦前に起きた二二六事件は、政府やり方に不満を持った陸軍の一部若手将校が、止むに止まれぬ思いからクーデターを起こしたけれど、陸軍による鎮圧で失敗に終わる。
しかし、これをきっかけに軍部が「今回は鎮圧できたが次にまた起きれば今度は鎮圧できないかもしれないぞ」と政府に脅しをかけ、政権に口出しするようになり牛耳っていった・・・という理解で正しいですか?

今回雨亭さんが問題視されている件では、朝日だったか毎日だったかの夜のテレビニュース番組で、政治部の論説委員のコメントを聞いていて、目からうろこの落ちる思いでした。
私もこの件は単純に「正義の内部告発」と思っていたのですが、この論説委員氏は「はたして正義の内部告発といえるのかどうか。稲田大臣に対する不満があるから、失脚させようと目論んでのリークかもしれない」と言っていたのです。
まさに雨亭さんの危惧するところを言い当てていたんですね。

稲田大臣が国会答弁で日報にある「戦闘行為」を「武力衝突」と言い換えるなど、現地の自衛隊員の生命よりも政権のメンツを優先させたことで、自衛隊員の不満を募らせた結果の事態といえるでしょう。
しかし、もしこれが政権と自衛隊の関係が良好で、政権にとって都合の悪い情報を自衛隊幹部が忖度して、本来公にするべきものに蓋をしてしまったとしたらどうでしょう。
これもまた文民統制とは言い難い状態といえるのではないでしょうか。

考えれば考えるほど、一筋縄ではいかない、文民統制とは難しいものだという思いです。
現時点で私に言えることがあるとすれば、政権も自衛隊も国民をどう見ているかによって民主主義の判断が分かれるということです。
ひとつは、思想信条にかかわりなく、情報は極力公開して国民の知る権利を制限せず、それによって得られた国民の判断を尊重する。
もう一つは、国民は判断力に欠ける愚民だから、国民を迷わせないためには難しい判断を要する情報は極力伏せて、有能な権力者がコントロールすべきである。
さて、どちらがより良い民主主義に近く、現政権がどちらの傾向にあるか・・・いうまでもないこと・・・と私自身は思っているのですが。

悠々遊さん、お久しぶりです。お体の調子は如何でしょうか。記事からするとお元気そうに思えるのですが。
毎度の如く唐突な御意見を求めて投稿をいたします。なんだか保守と保守にしか選択肢が無くなった(捕手の私からしても選択肢がほかに無いと言うのはヤバいと思います。)選挙の台風の目である都知事ですが…胡散臭い!
震災における朝鮮人虐殺への追悼拒否です!
いや虐殺があった事は当時の日本帝国も認めており、朝鮮総督府で800人、本土政府で360人の
犠牲者が出たと発表してます。
明らかに虐殺された人達と、自然災害で亡くなった人を同列に扱うのは、やはり……と疑わざる得ないのですね右翼の私でも。
自分なりにしらべてみたのですが、もっとヤバく事を政府は隠していないか?
別に陰謀説ではないのですが。
表面をなぞっただけでも当時の政府の動きが怪しいと思うのです。
震災後の翌日には400を超える自警団が生まれて虐殺開始。その翌日には政府が被害者数すら把握してないのに、「朝鮮人の大半は両面である。無体な事をするな!」というビラを二万枚だか刷って配ってます!
対応が速すぎませんか?
私は自警団によるリンチが「朝鮮人虐殺とは別な意図」で「政府に依って」組織された?とうたがっているのです!
日露戦争終結後のポーツマス講和条約への不満から日比谷焼き討ち事件が起きますね?
あれから維新以後の政府に反する運動が高まる。一次大戦。ロシア革命。シベリア出兵……と続いて、だんだん不満に対して社会主義思想が導入され、理論武装してゆく!
かつてアメリカが移民を引き受けて、貧しい人の希望となったように、ソビエト政府が、ふまんを持つ人達の希望の星となった…とします!
日本帝国は赤化を極端に怖れたと思うのです。
そして共産主義でも社会主義でも良いのですが、その思想で活動する人達の少なからずが
当時の貧民街、それも朝鮮人街に潜伏して、独立運動に賛成する在日の支援で、半島経由で大陸に逃れています。
暴論かも知れません!
でも、震災直後に「活動家抹殺」を意図して政府は「御膳立て」したのでは?
だから翌日には無数の自警団が産まれた!
それが下じもの不満に無頓着だから、その「御膳立て」が別な方向に急発展した!
朝鮮人虐殺です!
政府は「左翼活動家の抹殺」を狙っていたが、
その希望とは違う在日朝鮮人虐殺を引き起こした!
それで慌ててビラを配り、鎮火しようとした!
それが真相ではないのか?
私は今、この説を疑っています。
御意見を頂ければ幸いです。


もう一つ書かせて下さい。
日航機の墜落事件ですが…。最近にパーサーの方の疑問本が出版されました。
米軍による事件とされてます。そうか?
本当は「自衛隊」による事件だったのでは?
ミサイル演習による誤爆です。
私はかつて千葉にあった習志野空挺の門下生が多い道場に通ってました。事件当時は私は北部方面隊でしたので、救助作業には入ってません。ただ同門の多くが現場に一番乗りした空挺であり、彼らから噺を聞いてます。
その一人は雑誌の表紙にも使われた美少女救助した隊員です。友人の一人は彼の指揮下で動いていました。
彼らはレンジャー資格を持つ「覆面の男」です。特殊部隊を持たない自衛隊は、有事に際して召集され、特殊活動する非正規部隊を作っていました。彼らはその一員です。
アメリカのフロリダのジャングルでゲリラ戦の訓練を受けており、夜間の山地を暗視眼鏡なしで移動する訓練を受けてます。
にも関わらず、夜明けまでの数時間を出動を待たされた…言ってる!
空挺でも、全員がレンジャー資格者ではないから組織として仕方なかった可能性もある!
しかし…彼らのうち私の友人は、トラッキングをアメリカ軍に習ってるのです!
ハンターだったから解るのだけど、要するに僅かな痕跡を辿って、滴を追撃する訓練を受けてます。おそらく追跡能力は原始人のハンターに近いレベルです!
その彼等が、「俺達がラペリングで現場に降下した時に違和感を感じた」と言ってる。
「どんな違和感?」
「痕跡を消してあるが、俺達が降下する前に現場に入った者がいるという違和感だ!」
物証はないけど、それを感じたと。
私も選抜射手出身であり、スナイパー的な訓練を受けてます。そして長年に狩猟をやっていたから、彼らの言う「違和感」にはピンと来るのですね!
自衛隊もしくは米軍の誤爆ならば、政権どころか日米安保条約もひっくり返しされる!
特殊部隊員としての訓練を受けた者が、夜明けまで待たされたのと無関係なのか?
現場に居なかったから憶測でしかない!
でも日航機墜落にも、疑問を感じるのです。

アブダビさん、おはようございます
アブダビさんもお元気そうで、と書こうと思っていたらガン再検査との事、気掛かりですが杞憂だといいですね。

さて、関東大震災後の混乱で起きた朝鮮人虐殺事件。
私はほとんど情報を持っていないので、調べられたというアブダビさんの方がよく理解されていると思います。
事件そのものの真相は私には分かりませんが、時代背景を考えるとアブダビさんの推測が全く的外れだとは思えませんね。
私見としては仰る通り震災と虐殺事件は分けて扱うべきだし、歴史事実として記録されているものを、さも疑わしい事のように扱おうとする勢力があり、小池氏がそれに無批判に乗ってしまうというのは(あの石原元知事でさえ続けていたというのに!)、小池氏の本性が出たのでしょう。

今回の総選挙は、自民与党と野党の対決というより、安倍独裁党と小池独裁党の政権争いにリベラル、左派が揺さぶられている構図に見えます。
保守の名を借りた独裁政治しか選択の余地がないのは、国民にとって確かに「国難選挙」です。
しかし、そんな状況を作り出しているのも、元はと言えば国民・有権者の総意なのですから、これはもう天に唾を吐いているようなもの。
保守という「お友達独裁」も、共産主義一党独裁も嫌、というリベラル・9条護憲派がなぜ日本人に受け入れられないのか、私にはわかりません。
もはやそうした思想闘争のレベルではないのかもしれませんが。

国際情勢を見渡せば、確かに戦力不保持「だけ」をお題目のように唱えているだけでは、国の安全を守れないでしょう。
しかし一方で、軍隊を認め戦力の果てしない拡充をすれば安全は保たれるのか、膨らむ一方であろう軍事費に国民は社会保障費を減らしてでも耐えられるのか。
日本を含め世界の過去の歴史を見ると、時の権力の判断で軍隊の銃口が自国民に向けられることが稀ではないこと、安倍政権がしてきた「シビリアンコントロールの無力化」の先に起きること、それらを考えると恐ろしいのです。

脱線してしまいました、あしからず。

2つ目の日航機墜落事故の件。
墜落が日本国内で起きたことなのに、優秀な自衛隊があるにもかかわらず、早くに特定された墜落現場への到着が遅れたこと、などすっきりしないことがありますね。
情報の混乱や錯綜と尤もらしいことが言われていますが、冬山でもないのに最優先すべき現場到着・人命救助が役所間の連絡の混乱で足止めされたとは・・・。
この件でも自衛隊のことをよく御存じのアブダビさんの推論を、荒唐無稽と否定するだけの情報を私は持っていません。

悠々遊さん、丁寧な御返事ありがとうございます。私は保守派ではありますが、悠々遊さんの仰る事に頷くものを多く感じます。
明らかに政権抗争の為に選択肢が二つしかなく、リベラル勢力を一掃してしまうというのは、ダンプカーからブレーキを外すようなもので、一線を越えた時に歯止めが無くなる。それは大局で見て危険性を感じます。
それは政治と関係なく、日本人の民族性から思うのです。
私は職業柄、半島や大陸から帰化した友人が覆いのですが、彼らから観ると日本人は怖い。
それは先の戦争云々ではなくて……例えば、芸能人やスポーツマンが不遜な態度を取ると、一億人が一斉に同じように方向に向きますね!
あの民族性が怖いって!
私も辻元議員のようなパヨクはキライですが、
一掃してしまうのは、ヤバいと思うのです。

シビリアンコントロールについては、この記事の過去コメントで、南スーダンの日報隠し事件で、リーグとは言え、制服軍人が政治介入する危険性を指摘させて頂いてます。
あの時にリベラル勢力が安部政権叩きの為に、
「現役制服組が政治介入した」という事実を無視した事に憤りを感じています。
一党独裁の北京政府ですら、軍人が全人代の決定に関与する事を禁じているのに!
保守もリベラルもタガが外れていると思わざる得ません。
そして、悠々遊さんが前に仰ったように、日本は核を一発食らえば終わりです。支那は数発くらっても致命傷にはならない!本質的なRISCが違います。
だから外交努力せい!という貴兄の御意見に賛成です賛成です。ただ…その先は貴兄より凶暴な結論ですが。
暗殺や買収などの汚れ仕事も可能な諜報機関を持てと思います。それが国民に牙を向ける可能性はある。CIAは国内での活動を許されていない建前でしたが、実際にはキューバ危機で動いており、それがケネディ暗殺に彼らが関与したとされる疑惑の根源になってる!
それでも軍を動かして無数の死者を出すよりはマシではないかと。
テロ等準備罪は危険な法律です。
しかしIS崩壊は、すでに中国の新疆に伝搬しています。内陸だけでなく海洋からも、インドネシア、フィリピンのミンダナオ島に上陸していて、ドゥテルテが封じ込めに失敗すれば、やがては日本に上陸するでしょう。
オウム真理教のサリン事件…。サリンは実験室で作れますが大量生産プラントを製造するのは別な方向にテクノロジーがいる。民間人の集まりに過ぎなかったオウムが、サリン製造プラントを持てたのは、現実論としてロシアや北朝鮮のかんよがあったからだと思います。
国内にテロに迎合する勢力の存在を許すと、外部からテロが入ってきた時に、悲惨な結末を産むのですよ!
共謀罪を否定するのならば、では、どうするのかの対案を提示するべきでした。
だが与党は決議ありきで、野党は反対するだけ。どちらも本気で議論してない!
モリカケを起こした安部政権の構造は大問題ですが、北朝鮮がミサイルや核実験する最中に、
国会を空転させて牛歩戦術!
独裁VS独裁の選択肢が無い選挙となったのは、そのような有り様に国民が幻滅したからであるとも思います。
実際には、少子高齢化による人口激減の方が
目前に迫った危機なのですけどね。医療畑ではたらいてきた者から観ると!
あと7年で輸血用血液が足らなくなるのは政府の試算でも明らかなってる。日本中が空地だらけになったら、ミサイルシステムなんざ役には立たない!
結局、保守もリベラルも今のところ日本に安寧としていて、見たくない現実は議論しないんだ。都知事の暴走で自民党が焦るのも、リベラル勢力が焦るのも、自分達に津郷の良い議論して来なかった報いだと思いますね。

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