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2017年4月

2017年4月 7日 (金)

家電の寿命

しばらく前から洗濯機が稼働中に異音を発するようになっていた。だんだんひどくなるので先月、近くの家電量販店に相談に行くと、寿命かも知れないとのこと。

2007年製だから10年は使ったことになる。家電の中でもモーターを使う製品は寿命が短いらしい。

洗濯機に限らず家電製品のメーカー保証は通常1年。代金の5%ほどを上乗せする家電量販店の延長保証もだいたい5年(メーカー保証を差し引くと実質4年)が上限だ。

部品の保存期間は法律で決められていて、その部品を使う製品が製造を終了してから7年間。それを過ぎると故障しても部品交換が必要な修理はできないことになる。

という事はメーカーはその製品の寿命を7年と見込んで製造しているという事だろう。

一時期部品の製造会社に勤務していたこともあり、製造メーカーのスタンスはある程度理解しているつもりで、必要最低限の品質性能はもちろんクリアするが過剰品質は好まない、というのが大方の会社方針だろう。

求められる品質以上のものを製造するラインにはコストがかかり過ぎるので、必要最低限の少し上あたりで安定して生産できる設備が良いラインという事になる。

それでも検査基準ぎりぎりで合格するものもあれば、基準を楽々超えて合格する製品もある。

運よく良い個体を手に入れられれば、使い方とメンテ次第で7年、10年どころか15年も20年も使い続けることができるが、たいていは保証期間を過ぎた頃に故障となる・・・かも知れない。

結局嫁さんが気に入った洗濯機に買い替えることになった。

デフレのおかげか、10年前とさほど変わらない価格で買えたのは幸いだが、昔と違って今は年金しか収入の道が無い身ゆえ結構痛い。

さて、洗濯機の買い替えから半月足らずで、今度は冷蔵庫が故障した。冷凍も冷蔵も冷えていないのだ。

こちらは2011年購入だからまだ6年しかたっていない。早すぎる!

保証書を探してみると販売店の6年保証を付けていて、今年の5月半ばまで残っていた。これはラッキー!

しかし、このメーカー数年前にパナソニックに吸収合併されている。しかも、販売店の方も数年前にエディオンに吸収されて、何店舗かがフランチャイズとして生き残っているだけ。当然、買った時の店舗はエディオンに替わっている。

果たして保証期間内無料修理は可能なのか、一抹の不安を覚えながらエディオンに電話。

先方で調べてくれたところ、京都市内のフランチャイズ販売店で当時のデータを保存管理していて、保証は生きているとのこと。また、修理はエディオンの方でやりますとの返事。

やれやれ・・・。

その電話からしばらくしてエディオンから連絡があり、エディオンのメンテではなく、パナソニックのメンテから修理に伺いますとのこと。部品の調達の関係らしい。

メンテの人が今日来てくれて調べたら、温度調整のコンピュータの故障で、冷えすぎないようOFFになった後ONが働かなくなっているとのこと。

マイコン基盤をそっくり交換して見事冷蔵庫君、復活してくれた。

これであと5年は・・・いや10年は頑張ってもらいたいものだが、さて・・・。

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