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2013年12月 4日 (水)

改造カメラデビュー その光と影

ついに買ってしまいました。天体改造カメラ。

この2年近く、天体写真ブログの皆さんの改造カメラによる写真を眺めるたびに、どれだけため息をついてきたことか・・・。

改造カメラがあれば、誰にでも簡単に赤い散光星雲が写せるんだろうか、画像処理がきっと難しいに違いない、ものぐさで面倒なことが苦手な自分には無理だろう・・・そんな心の葛藤を抱えながら、ネットショップの改造カメラの価格を見ては、またため息。

最近は中古品の出物が出るたびに、無意識に注文ボタンを押しかけては、ふと我に返ることもしばしば。そしてとうとう・・・。

EOSKissX4の改造カメラが届いた日、その光り輝く笑みの陰で、手元から「何か」が消えていく・・・ステラナビゲーターのバージョンアップのために、KissX2カメラはすでに我が家を去ったし、次は誰だ。

EOSKissX4(改)の届いた夜は、お約束の曇り空。2日ほど待ってようやく星空デビューとなり、無改造のKissX5と取替えて、さっそく「赤い星雲」をいくつかためし撮りするも、何かおかしい。想像を膨らませイメージしていた写り具合ではない。ひょっとして無改造品が送られて来た?

F値7の望遠鏡に光害カットフィルターを付け、直焦点でISO3200で30秒露出。いつものスタイルで撮っているが、何か設定が違うのだろうか。撮って出しのバラ星雲の画像を添付して、購入先のスターショップに問い合わせることに。

返事は1日を待たずに帰ってきた。原因は露光不足だろうとのこと。ISO6400で、1分、2分、4分と、星が流れることは無視して撮ってみて、とのアドバイス。早速その日の夜再び赤い星雲に挑戦。

ノータッチガイドで撮っているので、30秒露光でも星が点像になっているものは平均6割。それを1分から4分で撮るとどうなるか、結果は撮る前から知れているが、今回の目的は星を点像に写すことではない。悲惨な画像を確認してみると30秒で何やらそれらしいものが写っている。1分ではもう少しはっきりし、2分では1分とあまり変わった様には見えない。さらに4分・・・ほぼ飽和状態。ここは光害地なんだ!

その翌日、今度は無改造X5で同じ露出にして、ほぼ同じ時間帯に同じ対象を撮って、比較してみることに。

こちらノーマルカメラの画像のISO6400、30秒露光。以下すべて12枚のコンポジット画像です。

Ngc224420131130b0x12

感度を6400まで上げても散開星団しか見えない。次が改造カメラの画像。

Ngc224420131129b0x11

全体の色合いが違うし、なんとなく靄のようなものがあるのが判るが、やはり30秒では露光不足なのだろう。とにかくX4が改造カメラであることは間違いなかった。

しかし、もっとはっきり赤く写ると思っていただけに、なんだか肩透かしを食らったような気分。露光不足解消と言う新たな壁が出来てしまった格好。レデューサーを買って短焦点化とF値改善で、露光を伸ばすのが最善の選択なのだろうな。

とにかくこのままでは改造カメラで撮りましたとは言いがたいので、「簡単に出来る」画像処理を模索・・・。

ペイントショップ・プロで星団の処理に使っている設定を少し変えて、コントラストを出して。

Ngc224420131129b1x11

レベル補正でもう少し明るくして。

Ngc224420131129b2x11

撮ったままよりはだいぶましな画像にはなった。

Ngc224420131129b3x11

しかし赤い星雲とは言いがたい画像のままだ。これをいったいどうしたらあの真っ赤なバラ星雲になるのだろう。

とりあえずは色補正でそれらしくしてみたが、なんとなく誤魔化している気がしてならない。

Ngc224420131129x11b

やっぱり自分には改造カメラのハードルは高かったのか・・・でも、せっかく買ったんだしくやしいから諦めないぞ!

改造カメラの先輩諸氏、どうか「簡単に出来る」画像処理方法をご伝授ください・・・って、結局は他人頼みで(苦笑)。

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コメント

こんばんは。

まずはF値の明るいカメラレンズで感触を掴むようにしたら如何でしょうか?

2枚目の画像は全体的に青いですが、撮影時のホワイトバランスはどう設定されていますか?
私はRAWで撮影しますので、撮影時の設定はAUTOでも何でも良いです。
Raw現像時に、背景がニュートラルグレーに近くなうようにホワイトバランスを調整しています。

赤い星雲を拡大撮影するような場合は、コントラスト調整前のヒストグラムのピークが中央付近にくるぐらい露光してやると、その後の処理が楽ですよ。
3枚目の画像のヒストグラムを見ると、やはり露光不足だと感じます。

でも2枚目の画像でバラ星雲がうっすらと見えていますよね。
あとはコントラスト強調で諧調を星雲に割り振ってやると浮かび上がってくるはずです。
ただし、コントラスト強調すると画像が荒れてきますから、多数枚のコンポジットすることも重要です。

頑張って下さいね。

>>やまねももんがさん
こんばんは。

さっそくにアドバイスいただき、ありがとうございます。

JPEG出しでやっていますので、ホワイトバランスはスタンダードかニュートラルを設定しています。画像が青っぽいのは光害フィルターのせいもあるのだと思います。

まず背景がニュートラルグレーになるよう下準備が必要なんですね。
最大の問題はやはり露光不足。仰るように当分はカメラレンズで練習してみます。

コントラスト強調はやってみましたが、露光不足のを10枚程度のコンポジットでは、ものすごく荒れていまい、ここまでやっちゃいけない、と自己規制をかけました(笑)。

 改造カメラデビュー、おめでとうございます。夢広がりますね~。バラ星雲の次は、オリオン大星雲、馬頭星雲と続きますね。きっと。
 一番簡単なのは、ダークも含めてRAW画像をDeepSkyStackerにぶち込むことでしょうか。β版ならX4のRAWも扱えます。
 今回のバラ星雲ですと、上記画像のレベル補正で、現状ではBチャンネルが右側にきてますので、R、G、Bのチャンネルそれぞれを補正して山の左側を揃えて、RGBに戻してからコントラストを強調してみてはいかがでしょうか。

>>いっこうさん
早速にアドバイスありがとうございます。
やっぱり基本はRAWなんですね。DSSもダウンロードして覚えなくては。
簡単に覚えられる魔法の呪文が欲しい~(笑)。
で、バラ星雲の次はオリオン大星雲、そして・・・すっかり手の内を読まれていますね。というか、皆さん定番コースというか(笑)。
がんばってみます。

 とりあえず、フリーソフトのGIMPでRGBバランスを整えてみました。その後、全チャンネルレベル補正、星マスク後ガウスぼかし、色相補性しました。ペイントショッププロでも同様にできると思います。
 元画像が小さいので、あまりうまくいかなかったです(;;;´Д`)ゝ。

http://iko.cocolog-nifty.com/iko/2009/01/post-12e4.html

>>いっこうさん
処理画像拝見しました。すごい!
この元画像であそこまで出来るとは感激!
がんばって格闘してみます。
ありがとうございました。

はじめまして。
天体用改造カメラで検索したどり着いた初心者です。実は自分も最近改造カメラを手にして星を撮りに行ってきましたがもっとはっきり赤色が出ると思っていたのですがホワイトバランスの影響でしょうか期待したほどの色合いは出ませんでした。ちょっとがっかり。
ステライメージも手に入れて色々試行錯誤中です。
やはり画像処理がキモなんでしょうか?周りに聞く人もいないので苦労してます。

>>Gさん
改造カメラでの初撮影は本当にがっかりする画像でしたから、お気持ちよく分かります。私の場合は露光不足の影響も大きかったですから。
最近はレデューサーでF5.8まで改善してISO6400の30秒露光で撮影し、ステライメージはコンポジットだけに使い、画像処理はもっぱらペイントショップ・プロでやっています。
まだまだ露光不足は否めませんが、ペイントショップでは最初にレベル補正でニュートラルグレーの画像にし、ヒストグラム調整で好みの色合いに整えるようにして、まあ何とか見られるレベルになってきました。このニュートラルグレーにするのが画像処理のキモのようですよ。
せっかく手に入れた改造カメラですから、お互い何とか生かしたいものですよね。がんばってください。

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